「音楽=コミュニケーション」の本当の意味【メンタルブロックストラテジー・Vol.538】

今日は,決して
頭ごなしに「違う!」
とは言いませんが

「物凄くテクニカルな
プレイで注目されたい!」

「もっと楽器が
上手くなりたい!」

と日々思って
練習しておられる,

そんな方がもし
この記事の

読者さんの中に
いらっしゃったら,

「それ,だいぶ遠回り
されてますよ!」

…と,私は声を
大にして主張したい!

そんなお話を
今日は配信します!

私は,

「音楽=コミュニケーション」

だと思っています!

ジャムセッションや
バンド活動は
もちろんの事,

ソロでの音楽活動や,

本当に一人で
演奏する弾き語りの
スタイルにおいても

然りだと思っていますし,

実際に今までの
音楽経験で,より
確信を持っています!

M1グランプリに
代表するような

漫才・お笑いの世界でも,

なんであんなにも
面白い話が
できるのか!?

その一つの要因に私は,

「しっかりと会話の
やり取りに

コミュニケーションが
成り立っているから!」

という事が言えると
考えています!

そもそも漫才の
「ボケ」とは,

一見話が噛み合って
いないように思いますが,

ボケる側も,まず
相手の話題をしっかりと

聴いて,本来なら
こう返すのが良いだろう!

というモノが
明確に見えていて,

(「ツッコミ」は
正にココですよね!)

その展開を裏切って,

意外な方向に
話を持っていくから

面白い「ボケ」になります!

つまり,面白い
「ボケ」も「ツッコミ」も

相手の話をしっかり
聴けているからこそ!

しかし,巷の
ジャムセッションに行くと,

周りの音も聴こうとせず,

ただ自分の演奏を
ソロで俺が俺が!と

「言いたいことを
言いたいだけ」

主張しあって,

全く会話が成立
していない事の,
何と多いこと!

ちなみにですが,

「聴きたいけど,
演奏経験が無い(浅い)
からそこまでの
余裕が無い」

というのは,私は全く
問題ないと思っています!

「演奏の腕前にかかわらず,

(特にある程度の
経験を積んで慣れて
きた頃が一番危ない)

『周りの音を
聴こうとしない』

『コミュニケーション
する気がない』

『自分を良く見せる事
にしか関心がない』」

というのが問題
だと思っています!

そういう方は,

「どう喋るか?」

「どんな凄いことを
喋ろうか?」

という事にしか
目が向いておらず,

テクニカルな練習
ばかりやっていて,

肝心の

「相手さんと
どうやって良い

コミュニケーションが
取れるのか?」

「どうしたら全体の
サウンドがより良くなり,

その時自分は何を
すれば良いのか?」

…つまり,

「客観的に聴く練習」

が圧倒的に欠けている
事がほとんどです!

これは,自分自身を
良く・凄く見せよう!

…という承認欲求が
とても強いので,

そもそも他人に
関心が向かない事が,

逆に音楽的にも
人間関係的にも

致命傷だということを
全く理解出来て
いないのです!

とはいえ,私自身
テクニック自体を

否定するつもりは
全くありません!

何を喋るかも大事ですし,

その表現手段が
多いに越したことは
ありません!

ただ,

「音楽=
コミュニケーション」

と捉える以上は,

「弾く」ばかりで
「聴く」事が
出来ていないうちは,

いつまでもマトモな
コミュニケーションは

取れるはずもないと
思ってしまいます!

そこで,まずは

「弾かずに聴く」

事を演奏で実践した上で,

そのステージで
繰り広げられる音の

コミュニケーションに
則っての

「噛み合っている」

テクニックは,

まさしく
「鬼に金棒」状態!

私はこここそが

「音楽=コミュニケーション」

と言えるポイントだと
実感しています!

明日は,この
「聴く」事を

もっと掘り下げて
いきたいと思います!

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