目的と手段が入れ替わっていませんか!?【メンタルブロックストラテジー・Vol.761】

「演奏が上手く
なりたいから音楽をやる」

という考え方も,
よく分かります…
昔の私もそうでした!

ただ,日々の
演奏経験を経て

私は

「何のために演奏が
上手くなりたいのか」

を考えるように
なりました!

念のためにまず
書かせて頂きますが,

世の中には色々な
セッションホストの数だけ

色々なジャムセッションが
ありますから,

私自身が

「こういう
セッションはダメ!」

と否定する目的で

これからの事を
書くわけではないので,

そこはまずご理解
いただければ幸いです!

私自身,今までに色々な
ジャムセッションで
プレイしては,

本当に和気あいあいと
していて楽しかった
セッションもあれば,

終始ソロでお互いに
テクニックの見せ合いや,

ジャムセッションとして
成立するのは
難しい曲の演奏など,

そういった場面に
出会うこともよくあり,
私は正直それは苦手でした…

繰り返しますが,そういう
ジャムセッションを
否定しているの
ではありません!

ただ,それだけハードルを
上げてしまうと

元々がそういう
コンセプトでの

ジャムセッション
ならば良いのですが,

対象を明示していない
限りは本来誰もが

ジャムセッションに
参加できるはずなのに,

たとえ

「誰でも参加できますよ!」

と告知されていても,

このままでは事実上,
誰もが参加できなくなって
しまうと思ったのです!

そして今尚
そこに気づかない,

酷い場合は
気付いていても

自分たちが
やりたい様に進める

セッションホスト
だって存在します!

ここまで来ると
もう酷いものです!

そうなると
超絶テクニックの
応酬となって,

1曲が長くなればなるほど
観ている人は
当然ながら
疲れてきますし,

他の参加者さんの
演奏時間も圧迫
してしまいます!!

ライブであれば,少なからず

「お越し頂いた
お客さんに楽しんで
帰ってもらいたい!」

と思って演奏
していらっしゃる方が
とても多いと思うのですが,

セッションに
おいてもやはり

「自分だけでなく
その場全体が良い
雰囲気になって,

また来たいと思う雰囲気」

になる事は
大事だと思う訳です!

ジャムセッションでも,

お客様・聴衆無視は
如何なものかと
いうことです!

そこで,

「演奏が上手くなりたい!」

だけでなく

「~~のために演奏が
上手くなりたい!」

という目的意識が必要に
なると思ったのです!

これは同時に,

「目的」と「手段」が
逆転してしまう

(例;何年か浪人して
いつのまにか

「大学に入学する」
ことが目的に
なってしまっている)

のを防ぐ
考え方とも言えます!

「自分が上手くなったら,
ジャムセッションでも
慣れていない共演者さんが

困ってる時に
手助けができるし,
精神的支えにもなる!

その結果場全体が
盛り上がるし,
更に楽しくなる!」

「自分が上手くなったら,
もっと他の上手く
なりたい方々に

効率的な上達への
方法をお伝えでき,

結果が出るから
喜んで頂ける!」

「自分が上手くなったら,
もっと多くの

オーディエンスの
方々にライブを
楽しんでいただけ,

またお互いに
日々の生活の
活力にもなる!」

「自分が上手くなったら,
自分にさらに自信がつき,

余裕ができるから
もっと周りの方にも
優しくなれる!」

こういう理由で,
私は今も

「演奏が上手くなりたい」

のです!

あなたの
「上手くなりたい」
理由は,何ですか?

この様に,目的と手段が
入れ替わってしまうと,

いずれ出口の見えない
迷路に迷い込んで
しまうような
心境になります…

これは,とても陥りやすい
メンタル的な罠!

常に目的意識を
持っておいた方が,

迷わずに済みます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?