ダメだしよりも,アイデアを出そう!【メンタルブロックストラテジー・Vol.446】

「それ,もっとこう
弾いた方がええで」

「もっと◯◯せなあかんで!」

…というような,
あなたがよく言われたで
あろうことが

今から,たとえ
それがどんなに
内容的に正しくとも,

どうして言われた人の
心に響かないのかを

見ていきましょう!

以前のこのメルマガでも,

人にアドバイスを
していい条件として

1,
相手よりも圧倒的に
その分野で知識も
経験も優っている場合

2.
相手がアドバイスを
求めている時

というお話を
しましたが,

今回はまた
別の切り口で
見ていきます!

こうした
「ダメ出し」が,

なぜ相手の心に
響かないのかは,

もちろん

・そもそもその
ダメ出しが的外れ

・相手のTPOに
即していない

・そもそもその
相手の事を良く
理解していない

という要素も
大いにあるのですが,

「その相手に,
どういうメリットを
もたらすのか」

をしっかり
伝えていない事が
ほとんどでは
ないでしょうか?

それを踏まえて,

以下の2つの言葉を
比較してみましょう!

「もっとこう弾かないと!

でないと今度から呼んで
もらえなくなるよ!」

「一つアイディアがあって,

ここをそういう
弾き方もOKなんですが,

あえて今回の場合は
こんな感じで
弾いてみても,

私はかなり良くなる
んじゃないかと
思うんですが…」

あなたなら,どちらに
耳を傾けようと
されますか!?

…だいたいは後者の
方だとは思いますが…

では,なぜそう
思わせるのか?

気になりませんか!?

それは,後者の場合

「聴き手(の考え)を
変えようとしていない」

「その聴き手の
ありのままを
しっかり認めている」

ここが重要なのです!

でも,言っている内容は
ほぼ一緒だという
事がポイントで,

要は

「相手を変えようと
していない」

「それなら言葉を
発する自分自身を
変えている」

「かつ,相手にしっかり
メリットを提示している」

事が出来ているかで,

こうも相手に与える
印象は変わってきます!

実はコミュニケーションで
大事なのは,

「伝える内容よりも

『誰がいうか
(信用度・親密度)』

『どう伝えるか
(伝え方の工夫,
相手への思慮)』」

ということに
なってきます!

これは実際の
演奏でも然りで,

音楽は元々
自己表現の手段です
のでOKなのですが,

「どう相手に対して
自己表現するか」

「どうすれば相手に
伝わる伝え方が
できるのか

(逆に,自分自身なら
こう言ってくれたら
聞いちゃうな)」

という視点を
持つだけでも,

かなり
コミュニケーションも
円滑に進むことでしょう!

(ほら!ちゃんと
メリットを提示して
いるでしょう(笑)!?)

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