自分の「常識」を人に押し付けるのはマズい!【メンタルブロックストラテジー・Vol.542】

「え?こんなジョーシキも
知らないの?」

「フツーならこれくらい
分かるでしょ?」

「イッパンテキな
人ならこれくらい…」

あなたも,この手の言葉を聞いて
モヤモヤした気持ちに
なられたことはありませんか!?

または,ついつい
こんな言葉を相手に
言ってしまっていませんか!?

今日はズバリ結論から
言いましょう!

「“普通”という言葉で,
他人の多種多様に
渡る価値観を

自分やその周囲環境の
ルールの中に当てはめ,

認めようとせず
思考停止を促している!」

歴史的に見ても,
世界に変化を
もたらした偉人たちは,

これら
「常識・普通・一般論」
と呼ばれる価値観と
真っ向から戦ってきたのです!

宇宙の天体は地球を中心に
太陽や月が回っている!

→コペルニクスの地動説!

地球は平面で,世界は
大きな亀の上にある!

→マゼラン率いる
艦隊の世界一周達成!

人間には空を
飛ぶのは不可能!

→ライト兄弟による
人類初の飛行機!

このように,それまでの
旧価値観と真っ向から
戦ってきては,

批判や好奇の目に
晒されつつも

価値観の変化
(パラダイムシフト)
をもたらした

偉人たちの記録は
このように数えきれない
ほどあるのです!

音楽的な話をしますと,
今なお現役の

ラリー・グラハムという
黒人のベーシストが
いらっしゃいますが,

彼がオルガン奏者の母親と
組んでいたバンドで

ある日ドラマーが
脱退してしまいます!

リズムの要である
ドラマーの脱退で
バンドは存続の危機!

しかし,困り果てた末に
ついにラリーは

「サムピング&プラッキング」
という,ベースの弦を

パーカッションみたいに
叩いてリズムを
取りながらベースを弾く,

後に

「スラップ奏法」

と呼ばれるベースでの
テクニックを生み出します!

また,それまで
単音でバックを

底から支える
縁の下の力持ちだった
エレキベースという存在を,

一気にカリスマ性も
感じられるような

フロントでも
活躍できる奏法と
可能性を切り開いたのが,

少し前映画にもなった
稀代の超天才ベーシスト
ジャコ・パストリアスです!

残念なことに彼は
不遇に見舞われ
夭折しますが,

あのスティングも

「この世にジャコの影響を
受けていない
ベーシストは存在しない!」

と言い切るほど,

ベースという世界に
大きなパラダイムシフトを
もたらしたのです!

どの例も,

「普通・常識・一般論」

に縛られているうちには

絶対に生まれなかった
人類史の宝とも言える
かけがえのないもの!

かの天才物理学者
アインシュタインも

「常識とは幼少期までに
身につけてきた『偏見』の
コレクションに過ぎない」

と言い切っています!

「普通」という言葉は,
一見安全確実とも
言えるのでしょうが,

同時にクリエイティビティと
発見にはとても程遠い
言葉とも言えますね!

すぐに結果は出ないにしろ,
固定観念という
安全牌から逸脱した
暗く危険な道にこそ,

実は大きな財宝が
隠されているとも
言えるような史実です!

冒険無くして成果なし!

もちろんあなたに
命を賭けなければ
ならないような危険に

晒されるようなことは
オススメするつもりは
全くありませんが,

人より抜きん出で
成果を出す!…と言うことは,

そういうことなのだと
改めて考えさせられます!

次回は,ちょうどジャコや
ラリー・グラハムの話になったので,

私がベースの腕を磨く過程で
物理的・精神的に
立ちはだかってきた

壁についてお話を
出来ればと思います!

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