「ダイナミクス」を意識していますか!?(中編)【メンタルブロックストラテジー・Vol.589】

あ,いつの間にか
自分だけ音がデカイ!!

あ,私の音だけ聞こえてない…

あなたも,セッション中に
そんな経験ありませんか?

そもそも,その場での
「適正な」音量とは,

どれくらいのモノ
なのでしょうか…??

チェック項目としては,

・自分のプレイしている音が
出来るだけクリアに聞こえる

・同時に相手の楽器の
音が出来るだけ
クリアに聞こえている

・自分と相手の耳に
楽器の音が
グサグサ刺さらない!!

・音量が大きすぎてPAさんや
お店の方に叱られない(笑)

などなどの
切り口がありますが,

つまり

「すべてのパートの音が
プレイヤーにも(中音)
オーディエンスにも(外音)

出来るだけ良い
バランスで
聴こえている状態」

のがまず目指す所です!

それで,ここからが
ポイントなのですが

「適正な音量というモノは,
常に変化している!!!」

という事実です!!

これは当日の
音響条件によっても
変わってくるので,

ある程度の自身の
要望を持つことも
大事ではありますが,

それ以上に,当日の
演奏メンバーや
会場のPAさんと,

よくサウンドチェックの際に
コミュニケーションを取って

その落とし所を
探っていく必要があります!

自分の音さえ良ければ
それで良いのではありません!

また,最初の
セッティングだけでなく,

曲の場面によって,

(これはステージ上の
演奏で具体例を出した方が

分かりやすいと
思うのですが)

・ここは「勝負を決める!」と
言わんばかりに

その場では最大の
音量で攻める!

・逆に,ささやくような
声で歌うボーカルさんの
声に合わせて小さく決める!

そして,このような
ダイナミクスレベルは,

1曲の中でもどんどん
場面ごとに変化しています!

なので,最初のボリュームは

「まだ上げることもできるし,
まだ下げることもできる」

くらいの設定こそ,
とても大事に
なってくるのです!!

その中でよく
耳を澄まして,

全体のボリュームが
前より上がったか,

または下がったかに
気付いた時に

適宜あなたのボリュームも
調節すれば良いわけです!

後は経験あるのみです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?