ミュージシャンにこそ「傾聴」が必要!【メンタルブロックストラテジー・Vol.539】

昨日は,音楽という
コミュニケーションを
円滑にするために,

「弾かずに聴く」

という考え方を
取り上げました!

これがどのように
コミュニケーションの
場だけでなく,

演奏にも役立って
くるのでしょうか!?

今日はその辺りを
詳しく説明します!


あなたは「傾聴」という
言葉をご存知でしょうか!?

最近ではその関連の
本も多いので,

聞かれた事がある方も
多いかと思いますが,

これは元々
カウンセリング用語で,

「話し相手の話を
しっかりと聴く」

という事では
あるのですが,

ただ「聴く」という
事ではありません!

話を注意深く
聴くことはもちろん,

話し相手がより
話しやすくなる
ように聴き手が努め,

そして何より,
その話し相手の話,

ひいてはその話し相手
自身に対し関心を寄せ,

共感するという事が
何より大事です!

ちなみにですが,

「そうですよね,
あなたの気持ち
よく分かります」

というのは,

本当の意味での
「共感」ではありません!

興味ある方はぜひ
調べてみてください!

そこをすっ飛ばして,

「ただ聴いてる
フリすれば良い」

「一通り話を
聴いてから

自分の意見を
言えばいい」

というのは,実に
大いなる勘違いです!!

これは音楽でも然りで,

バンドないし
ジャムセッション,

ひいては弾き語り
でもそうですが,

自分だけでなく,

自分以外のメンバーにも
(弾き語りの場合は
自分自身にも)
関心を寄せ,

自分のパートで今
そのタイミングで
何ができるか,

どうすれば
コミュニケーションに

なるかを試していく
事が大事なのです!

という事は,

ただテクニックだけを
磨き,共演者に
関心を示さず,

自分の演奏さえ
目立って評価されれば
良いという考えでは,

その練習自体が大きく

「音楽=コミュニケーション」

という本質と,

どんどんズレていく
ことになるでしょう!

ここで勘のいい
読者さんはもう
お気付きの通り,

ここでジャムセッションの
出番なのです!

何を喋ろうかという
練習は家でもできる
かもしれませんが,

肝心の「聴く」練習が
出来ていないと,

上達の効率は
非常に下がりますし,

変に技術があっても
ほぼ確実に嫌われます!

「聴く」ことは,
共演者が居ない
ことには成立しません!

でもいきなり
バンドメンバーも
集めるのは難しい…

だからこそここで

「ジャムセッション」

という手段があるのです!

ただし,どんなセッションでも
良いという訳ではなく,

ここで取り上げている

「音楽=コミュニケーション」

というコンセプトの
ジャムセッションに

顔を出す必要が
あるのです!

ただ自分自身の
演奏にしか興味が
ない参加者ばかりの,

コミュニケーションを
無視したジャムセッションに
行っても,そもそも

アンサンブル(会話)に
ならないのです!

そこをどう見極めるか…
それは,参加者が

お互いに「傾聴」
しようとしているかが
ポイントです!

私も日々これを
やってみて思いますが,

「傾聴」は,本当に
深いと思います!

ですが,

「姿勢的に,そうある」

事は,今からでも
十分できる事!

要は,

・相手の音を聴く
「気があるか」

・相手に関心を
寄せる「気があるか」

・相手に共感する
「気があるか」

ということです!

これが出来ない時も,
難しい時も
あるでしょう!

それでも,出来る
ようになるには,

「実際にやってみる」
のみだと私も思い,

出来ているかどうか
分かりませんが,

(私が自分で「できている!」
と言うのも,おかしな
話だと思っています)

日々取り組んでいます!

これはそのまま,

音楽能力自体の
底上げにもなる,

重要な考え方だと
私はずっと思っています!

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