木を見て森を見ず…【メンタルブロックストラテジー・Vol.570】

ギター(ベース)の
アンプからの音の
セッティングが…

ドラムのボリュームが…

ボーカルの返し(モニター)が…

でもちょっと
待ってください!

確かに単音だけだと
イメージとは違って

聴こえるかも
しれませんが,

それがバンドで
アンサンブルになった時に

どうなるかにも
目を向けようと
していますか!?

「ギターの音作りが
上手くいかない…」

「ボーカルの
マイクの返しが…」

というように,

「一部分のパートだけ」

の音の印象を

いくら細かく
セッティング
したところで,

結局はステージの
全員でアンサンブルで

音楽が作られて
いくことを考えると,

全員でアンサンブル
している状態で

お互いの音を聴き合いながら
調整していった方が,

全体が良くなるのでは…

ということに
なりませんでしょうか!?

言い換えれば

「自分自身の出音
(自分が言いたいこと)
にしか興味がない」

ということに
なっていませんか!?

ということです!

ガッチリとリハーサルや
サウンドチェックをした

ライブであっても,
ジャムセッションであっても,

結局オーディエンスの
方々が聴いて
おられるのは

「アンサンブル」

であって,お互いの音を
聴きあっていないのは,

アンサンブルに
なっていない…

会話に置き換えると
コミュニケーションが

成立していない
状態だと言えます!

これって,かなり
想像以上に問題では
無いでしょうか!?

これには

「ステージ上で
共演者の音を
聴くように努める」

ということが
必要になってきます!

実はこれは演奏力よりも
重要だと私は考えていて,

普段の演奏から
意識していかないと

いつまでも身に
付かないモノでも
あると考えています!

アンサンブルも会話も

「木を見て森を見る」

ことがとても大事
だと思うわけです!

これを弁えていない
ジャムセッションになると,

・ただテクニックの
見せびらかし大会に
なってしまっている

・その割には
アンサンブルも
エンディングも

自分の音にしか
関心がないので,

グダグダになってしまう

(関心があってテクニックが
追いつかないのはOK)

というような,
会話に例えれば

・人が喋っているのに
会話を遮り
自分の話をする

・相手の話題に
寄り添わない

見当はずれな
会話をする

・その割には相手の話を
全くと言っていいほど
聞いていない

という,かなり
残念な事に
なってしまいます!

確かに部分も大事ですが,
その部分部分が重なった,

全体像にもしっかり
関心を向けるようになると,

これまで見えてこなかった
盲点や問題点にも
気付きやすくなり,

更に効率よく演奏力も
コミュニケーション力も

上達に繋がると
常に考えさせられています!

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