「ダイナミクス」を意識していますか!?(後編)【メンタルブロックストラテジー・Vol.590】

場面や状況が変わった時に,
どうも初動が安定しない…

どうしたものか…あなたには,
そんなお悩みは
ありませんか!?

曲のテーマ
(その曲の主題となる
メロディを演奏する部分)

から,

ソリスト
(アドリブソロをとる人)

のソロに入る時や,

次のソリストに
バトンタッチする時,

そしてソリスト全員が
ソロを弾いてから
後テーマに戻る時

など,ジャムセッションや
ライブ演奏では

「場面が変わる時」

が盛りだくさんなのです!

このように,

場面が変わったら
雰囲気も変えるとGood!

この,曲の場の
雰囲気を変える時に
役に立つのが,

ここでもダイナミクス主体の
アプローチがありまして,

「次の展開に入る
直前〜直後に,
ダイナミクスを落とす!」

厳密には,4小節目から
頭の1小節目に戻る直前の

「フィルイン」という
合図になるフレーズで

このように音量を
コントロールして
周りに伝えるのです!

こうしたら,周りにも

「次の展開にいきそう!」

という雰囲気が自然に
伝えられるわけです!

次にソロを取られる方も,
ソロがしやすいですし,

何より,バシッと
雰囲気が変わったら,

聴いておられる方々も
気持ちよく聴けますね!

そして!その本質は

「周りに状況の変化を
知らせようとする
コミュニケーションの姿勢」

と,

「その伝えようとしている
事を汲み取ろうとする
コミュニケーションの姿勢」

の両方が必要という事!

演奏能力とは,
もちろん実際の

楽器のテクニックも
指しますが,

むしろこういった
コミュニケーション能力は

テクニックに対して
掛け算的なイメージで,

実際のパフォーマンスが
0にもマイナスにも
なるように関わって
くる事でしょう!!

ただ自分の音だけ
出していれば
良いわけではなく,

「どうしたら全体が
より良くなるのか」

という客観的な視点は,
必ずやスピーディな
上達につながる事でしょう!

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