人も自分も下げずに上げよう!【メンタルブロックストラテジー・Vol.381】

「あいつの演奏は
◯◯なところがアカン!」
というように,

あなたの周りに
ライブなどの客席で,

評論家になっている人を
見かけませんか?

もちろん良い気分は
しないですし,

何より脳科学的にも
宜しくありません!

人の演奏を客席で批判したり
ダメ出ししたりする光景は,

もちろん他の好きで
聴きに来られている

お客さんの気持ちや
モチベーションも下がり,

雰囲気自体も台無しに
なりかねないので,

そういう意味でも
宜しくないのですが…

実は,それ以上にもっと
大きな罠があります!

脳の仕組みとして,

「脳は言葉の主語を
認識できない」

という性質があることが,
脳科学で分かっています!

つまり,客席の
自称評論家の方々が

「アイツの演奏は
◯◯がアカン!」

と言っているその「アイツ」を
そもそも脳が認識できないので,

その人自身の脳で

「自分の演奏は
◯◯がアカン!」

と,自分自身に批判を
しているのも同然なのです!

よく人間の顕在意識と潜在意識は
氷山に例えられますが,

氷山の一角という
言葉があるように,

人の意識で自分が
認識できている顕在意識は

海の外にチョコっと
出ている部分くらいの
割合程度のもので,

海に沈んでいる,
とてつもなく大きい部分が

人間の潜在意識に
当たると言われています!

人の演奏を批判したり
けなすほど,実は
その人自身の潜在意識に

「自分の演奏はアカン」

という事を何度も
言い聞かせてしまう
形になるので,
(脳は形容詞は認識できる)

脳が勝手にその人の
演奏能力はアカンものだと
認識させてしまうのです!

しかも,言われた側も
メンタルが出来ていないと,

その認識を潜在意識に
刷り込んでしまうという,

双方にとってとても
よろしくないことが
起こるのです…

こうなると,まさに
誰も救われない状態!


それならば,逆に
「人も自分も
良く評価する!」

もし自分自身を褒めるのに
慣れていない方は,

まず人の演奏の
良いところを見つけ,

それらを褒めることから
始めてみてください!

すると,潜在意識的に
自分自身も褒める
ことになります!

そういえば,第一線の
素晴らしいプレイヤーは

決して人の演奏を
批判したりけなしたりは
しませんよね!?

「人を上げることが
自分自身をも上げる!」

人の良いところを
見つける練習は,

実はこういう意味が
あったのです!
ぜひ練習してみましょう!

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