相手にそうして欲しい時には…【メンタルブロックストラテジー・Vol.786】

「本当はこの曲を
(セッションで)
演奏したかったのに…」

「本当はこうして
欲しかったのに…」

ちょっと待って下さい!

そう思う前に,
本当に相手に

ちゃんと希望を
投げかけましたか!?

…というような場面を,
私もジャムセッションで
多く見かけます!

例えば,とても
極端な例ですが

「ここに一万円札が
あります!

最初に『欲しい!』
と手を上げられた方に
差し上げます!

では,今から始めます!
どうぞ!」

と言われたとしたら,
あなたはどうしますか!?

おそらくほとんどの方が
「欲しい!」
とは思うはず!

しかし,実際は周りの
目を気にしたり,

周りから「欲張りだ」と
思われたくないから
我慢したり,

…などの理由で,本当は

「欲しい!」

のにその真逆の行動を
取ることでしょう!

遠慮は日本人の
美徳だと言われますが,

(もちろん,それ自体は
私も素晴らしいと
思いますよ!?)

遠慮したが故に,
それがのちに不満と
なってしまっては

余り良い結果だったとは
言えないのでは
ないでしょうか!?

これは,すでに
2000年も前に

あの新約聖書の中で
イエス=キリストが
答えを出しています!

「求めよ!さらば
与えられん!」

…と!

つまり,何かを手に
入れたければ,

ただ与えられるのを
待っているだけでは

時間が経つだけで
いつまで経っても
手に入らない!

自分から求めに行く
姿勢が必要なのだ…と!

心理カウンセリングの
世界では,

「アサーション」

という言葉があります!

アサーションとは

“相手の主張を
尊重しつつも,

自身の主張を
相手に不快感を
与えずに主張する”

コミュニケーション
スキルのことを言います!

一方,アグレッシブ
(攻撃的)な
コミュニケーションとは

「そんな曲じゃなくて
この曲がやりたい
からやらせろ!」

という感じで相手に
攻撃的に押し付け,

ノン・アサーティブ
(非主張的)な
コミュニケーションでは

「あの…この曲を…
やっぱりいいです…」

という感じに意見を
押し殺して
周囲に合わせます!

どちらも誰かが
被害を被ったり,

誰かが我慢したりと,
決して平和的な

解決だとは言い難い
ものがあります!

そこでこの

「アサーション」
(主張的コミュニケーション)

なのです!

「そのあなたのいう曲も
とても面白そうですね!

ただここでは◯◯という
条件もあるし,

私はこの曲が今は
良いと思うのですが
どうでしょう?」

というふうに

・相手の意見を
尊重している

・その上で自分自身の
意見はハッキリ言っている

・しかし,結局
どうするかは相手に
選択肢を与えている

・しかもそうすることで
相手に取っても良いことが
ある事を伝えている

ところがポイント!

ジャイ◯ン的な
押し付けは論外ですし,

かと言ってやせ我慢して
しまうのも違います!

どちらも結局
歪みが生じるので,

無理な力が加えられると
いずれなんらかの
タイミングで決壊します!

そこでこの

「アサーション」

のスキルなのです!

これなら相手にも自分にも
双方に良い案となる
事請け合いです!

「求めよ!されば
与えられん!」

というキリストの言葉を,

とても合理的かつ,
スマートに使って
解決できるのですから,

使わない手はないかも
知れませんね!?

是非一度試してみられては
いかがでしょう!?

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