小説家を目指す人達への勝手な私心

ネズミさんと、ひとさんの記事を読んでいて思った事があるので、

今日は本について書きたいと思います。



『私がハマった本』


「伝記」


文章だけの本で、私が最初にハマったのは伝記でした。

宮本武蔵、二宮金次郎、ノーベル、源頼朝などなど。

小学校の図書室にあった50冊くらいのシリーズを全部読みました。

でも、2回以上読んだのは、宮本武蔵源頼朝だけだったかな😓



「シャーロック・ホームズ」


次にハマったのはシャーロック・ホームズでした。

小学生の頃は読書感想文にも書いたし、特にハマったのは大学の浪人生時代。

受験勉強の息抜きに市立図書館へ行って、興味のあったシャーロック・ホームズの短編集を次々に借りて読みました。


ホームズ作品の好きな所は、先の展開が読めない事と、ちゃんと事件が解決する所

名探偵コナンや金田一少年の事件簿を見て育ったにもかかわらず、ホームズ作品に関しては先が読めませんでした。

犯人は分かったとしても、その動機や方法は、最後にホームズが解説するまで解けない。


だから、どの話も先が気になって読んでしまう

読み終わると、次の話が気になって、受験勉強以上に熱中してしまった事も😅

でも、今は別に読みたいと思いませんね…


「村山由佳さんの恋愛小説」


そして、大学生時代にハマったのが村山由佳さんの恋愛小説でした。

天使の卵を大学の図書館で読んだのをきっかけに、

天使の梯子はしご、すべての雲は銀の…、きみのためにできること、夜明けまで1マイル、おいしいコーヒーの入れ方などなど。


特に感動したのは天使の卵の続編「天使の梯子」。

成長した歩太あゆた夏姫なつきが、二人にとって特別な存在だった春妃はるひの死に対して、

8年の時を経て、しっかりと、前向きに受け入れて昇華したと思えるシーンです。

今、思い出しながら書いていても泣きそうになりました😢


それでも、一番好きな小説をあげるとしたら、「すべての雲は銀の…」でしょうか。

失意のどん底を味わった大学生の青年が、

環境を変えて、沢山の人と関わり合いながら、恨みの感情を払拭ふっしょくして立ち直る過程が興味深いです。

実生活でこんな辛い想いをするのはゴメンですが、

大切なものが何なのか考えるきっかけとして、この小説は役立つ内容だと思っています😊



『私が本に求めるもの』


「自分の生活に役立つ」


私が本を読んで良かったと思う一番の理由は

自分の生活に役立つ

と思える事です。


伝記にしても小説にしても、自分が共感して、

自分もこういう時はそうしよう

いつかこういう経験をするかもしれないから覚えていよう

そんな風に思った作品は、自分の中で評価が高くなります⤴️


別に実生活に役立つ何かを探す為に本を読んだわけじゃなくて、

面白いから読んだのだけど、

読んだ後にまた読みたいと思うのは、

自分の生活に役立つ

と思える何かが書いてあった作品なんです。



本に限らず、音楽もそうです。

私がGARNET CROWをよく聴くのは、

いつか訪れるであろう恋愛や失恋、

愛しい人の死別に対して、

こういう心持ちでいれば乗り越えられると思うからです。

自分の生活に役立つ

と思っているからです。



なぜ、本の話から音楽へ話が移ったのか、

実はここが大事なポイントです☝️


私は普段、本やデジタルの小説を読みません。

それは私の中での優先順位が低いからです。

小説を買うよりCDを買います。

また、ドラマを見ます。

私の場合、それで代用できます。


本には本の良さがあると思いますが、私が普段読む本は、

自分の生活に役立つ

と感じる何らかの教えが書いてある本です。



しかし、noteの小説は読みます。

楽しんで読ませてもらっています。

それは、その方と交流できる点が、私にとってのメリットになるからです。

自分の生活に役立つ

からです。


もし、このnoteから作家デビューして羽ばたいて行く方と交流していたら、

私はその本を買うと思います。

でも、その内容が、

自分の生活に役立つ

と思わなかったら、

それ以降は買わなくなるかもしれないなぁ、と思います😓



「誰かの生活に役立つ」


小説家を目指す人達へ、私が言いたい事をまとめると、

誰かの生活に役立つ

内容の作品に仕上げてほしい、

という事です。

読んでいる時間が楽しいというのではなくて、

その本を読んだ結果、

実生活の役に立つ

実生活に活かしたいと思う

そんな内容を望みます。


とても勝手な言い分だとは思うのですが、

一回読んで何となく良かった、

で終わるんじゃなくて、

また最初から読み直したい

忘れた時にもう一度読みたい

そんな風に思える作品が、私は好きです。



『小説家を目指す人達へ』


何かの参考になってくれたら嬉しいなぁと思って書きましたが、

自分の本に対する好みを客観的に考察できて面白かったです😄

上から目線で何だか偉そうな所はごめんなさい🙇


小説には詩と違って、お金を稼げるイメージもある分、

仕事として書きたいと思う方が沢山いるように思います。

書きたいと思う内容をただ書くだけではなくて、

読み手になる人達の事を想像して、

誰かの生活に役立つ

内容の小説に、ぜひ挑戦してほしいと私は思います😌


自分の経験や思い付いた事が誰かの役に立つ。

とっても素晴らしい事ですよね!

小説家への道のりは長く険しいものかもしれませんが、

そんな素晴らしいと感じる瞬間が、

未来であなたを待っているかもしれません😊🌱


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?