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典 雅
2024年4月30日 19:58
「病みたさを見つめるべし」と春の日のHeartbreak染まずただよう
2024年4月30日 12:02
目には青葉男波女波に鷗あり夢の城には線の暴力
2024年4月29日 11:08
頭には灯りを捨てて甦る大人に見えた明日の陽の華
2024年4月28日 11:38
耳塞ぎ言葉を失くすたった今東京駅は完璧な空
2024年4月28日 05:31
「waiting for…」そこから先のブランクを前世の夜に忘れきて朝
2024年4月27日 20:45
「若さとは振り向かぬもの」それはまだ僕たちがただ若かった頃
2024年4月24日 23:13
補いも亡くしたもので繕えず音にぞ疎き氷の世界
2024年4月21日 02:18
春霞行き交う笑いその中に溜まる暁静と振り向く
2024年4月18日 14:13
尖端に戦くのにも虫がよく本日びりっけつを考える
2024年4月17日 15:51
虻となり罪の間に間に雨となるそうでなければ架けられぬ虹
2024年4月16日 18:38
陽と水面憎いすべての晴れ色に通りすがりは疲れて見えた
2024年4月14日 15:16
浅葱夢ただ浅いまま時は過ぎ皐月の末に逢はむとぞ思ふ
2024年4月9日 10:11
仮初の夜は安くも光ある明かりに群れる煙を浴びて
2024年4月6日 00:04
忘れ去る際に差し込む血肢の砂すべての罪は一瞬である