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典 雅
2023年9月28日 10:13
氷河の輝「嗚呼鱗粉の誘いは夢だったのか」手枕の跡
2023年9月25日 16:00
歓楽に過ぎた若さとありきたりすべては終わりあとに夕刻
2023年9月23日 04:35
繰り返す名字と名前はぐらかしゆらぎ重なり人は別れる
2023年9月22日 21:42
年を経て逆方向に生きてゆく未来などより永遠だろう
2023年9月22日 21:28
善人が蟹の泡で酒を飲む裁縫の手にまた傷一つ
2023年9月19日 13:01
膝の上煙一筋見上げれば何故か誰かの日記と思う
2023年9月15日 22:40
何処となく尽きた先にて待っている名の枯れた海煤晴れの夏
2023年9月14日 16:47
死にきれば指の先までくれてやる屁理屈で解く敬語のわたし
2023年9月13日 15:59
眠らずにいても明日は朝になる過ぎた夜更けの先が尖った
2023年9月12日 13:53
朝霜が恋しくもあるか渡月橋踏める影なし郷の水面よ
2023年9月6日 18:25
靴の音浮世の町に雨薫る暦のとおり終わらないもの