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典 雅
2023年8月31日 13:28
想像のさらに上から落ちる猫積乱雲にぶちの虹色
2023年8月31日 11:59
待ち人の情は青春を偲ばせる大人へのその先は知らない
2023年8月29日 21:27
薄墨を時の沸くまで苛め抜き言葉通りのセピアな手紙
2023年8月29日 16:11
そよそよと眠るひとりを沈ませてもだす衣で死なせてほしい
2023年8月24日 12:54
掴めないfalse dawnの仇役口付け一つ舌打ち一つ
2023年8月24日 11:17
土煙嗅がせるような国技館想いは遥かアマリロの風
2023年8月24日 10:08
名を呼んで茜の光それと影鬼事をして過ごす暮時
2023年8月23日 10:54
旅人に見初められない椰子の実は偶然一つ持とうともせず
2023年8月22日 16:26
新宿は返す光の行き違い時勢粧時の趨勢
2023年8月22日 11:26
頭から滴り落ちた合歓の花鼻腔くすぐる息もできない
2023年8月19日 03:10
残り火は格好つけて尽くそうか月は欠けたるほど美しい
2023年8月18日 21:32
程のよい夕立と我気が合わずロデオのように雨は踏むもの
2023年8月18日 19:49
浮き上がる背の香りが文字書きで歌人はすべてまだ夢の中
2023年8月17日 10:21
枠のないsummer sceneの脈動に真新しさの汗噴き滑る