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典 雅
2022年3月1日 22:32
微睡みに生きる街角光あれ格好つけて去るがごとくに
2022年3月2日 23:24
風光るデスクの滲みも狂おしくまだ見ぬ友の過去のお話
2022年3月3日 05:05
そして今仮面の美貌過ぎ去れり冬沈み行き訳知れなくも
2022年3月3日 14:30
ひらがなの「やさしい」という文字列に只「嘗めるな」と返る文字列
2022年3月3日 22:55
梅ガムの香り首筋たゆまなく心を砕く明け方の乱
2022年3月3日 22:59
「海を見に行きたい」「誰と?」「それをどう聞かせようかと思った人と」
2022年3月4日 08:58
君がため朝は冷めさせ我儘も御身のためと伏すに及ばず
2022年3月5日 03:57
お話の田舎の街の主人公その両親の仕事は何ぞ
2022年3月5日 11:35
花の名を告げて去りゆく人がいて頬疼くから黙ってしまう
2022年3月6日 12:25
死ぬ前に浮かぶ夜景が「明和地所」駆け抜けました終わりの先に
2022年3月6日 23:18
火を見つめ木をぼかしつつ無限湧くかのボーカルの胸の泣き声
2022年3月7日 16:55
「死にたさ」はいのちの前に植えられる高回転の笑い声たち
2022年3月9日 01:05
また明日また明日とは唱えつつ布団の中の後ろ姿よ
2022年3月9日 17:04
推すことの好きと言われぬ照れ隠し一足飛びに愛を信じて