見出し画像

♪ 雑記 ~ シングルのぼやき ~

オチのない雑記 _ 2022.10.17


クレジットカードの支払明細を見て、ため息が出る。

わかっては いたつもり。新生活に必要な電化製品やら布団やらに加えて、パソコン教室で新しい講座に移行したこともあり、支払いが相当積み重なっているだろうと。覚悟はしていた …… はず。でも、金額を見て落ち込む。

現在、ほぼ無職である。『勉強中』という看板を立てて。

ほぼ無職なのに離婚して新生活だなんて、早まったかなぁと脳裏をよぎる。でも、すぐに「違う違う、早まっていない。自分の中でのタイミングはあそこしかなかった」と打ち消すということを、何度も繰り返している。

早く稼げるようにならなければと、ただただ焦るばかり。

保険に年金、家賃に生活費。具合が悪くなれば病院へ。生きていくって お金のかかることだなぁ…なんて当たり前のことを、ひとりになってつくづく感じてしまったりする。


母はもともと離婚には反対だった。「養ってもらいながら好きなことをすればいいじゃない。そのほうが絶対に楽よ。今の生活を壊すのはもったいない」という考えだ。

母はそうやって、父に不満を持ちつつも結婚生活を全うしたのだから、そう思うのも無理はない。壮絶な介護をして父の最期を看取ったことは、相当大変だっただろうけれど、きっとそれが夫婦として正しい道なんだろう。あれは大きな愛だった。そう思う。

そんな母に離婚を報告したとき、母は「淋しいにきまってる!」と言った。

それを聞いて、ああ、母は今、淋しいんだなと思った。



ひとりって、淋しいかな。

正直いうと、今、まったく淋しくない。

1日の24時間を、自分の好きなように自由に組み立てられること。部屋を自分の好きなように、使いやすく、掃除がしやすく、居心地が良い空間に作れること。食べたいものを食べられて、作りたくないときは適当に食べちゃってもいいということ。

なにもかもが、自由で楽しい。

大好きなカエルのピクルス
風水的に玄関に置くと良いもの寄せ集め


「ひとり暮らしをしたら、自分だけのためにごはんを作るなんて面倒になって、外食・中食ばっかりになっちゃうんじゃないかな」という心配はあった。でも、まったくそんなことはない。

3回外食・中食が続いただけで、わたしは自分の作るごはんが恋しくなってしまう。決して料理が上手というわけではなくて、単にわたしは自分の作るごはんが好きなのだ。だから、ひとりの料理も食事も、まったく苦にはならないわけだ。

ある日の朝ごはん
ある日の昼ごはん
ある日の夜ごはん
ある日のおやつ


ふと、18歳でひとり暮らしをしたときのことを考えてみた。

そういえば、あのときは毎日ものすごく淋しかったな、と。

あの頃は恋をしていて、好きな人と一緒に過ごすこと、同じ家で暮らすこと、愛し合うこと、そういう幸せにすごく憧れがあった。そんな理想の結婚の真似事のような恋愛を欲していたような気がする。それがゆえに、ひとりでいることがすごく淋しかった。

「結婚なんて、生活だから」
結婚してから、何度も思ったこと。今でもそれは変わらず強く思う。


結婚してからの当たり前の生活の不自由さを、離婚してひとりになってから思い知って、この先わたしは、誰かと一緒に住むことなんて考えられないと思う。

生活における人それぞれのルール。ルールの違う人との意見のぶつかり合い。自分が我慢しなければいけない空間で、毎日過ごすこと。

きっと、そういうルールや感覚が自分に近い人と結婚していたら、「結婚は生活だ。不自由だ」なんて思わなかったのかもしれないな。

でも、結婚適齢期にそういう人を見つけるなんてこと、紅葉シーズンの落ち葉の中からゴマ粒1個見つけるようなものなんじゃないかと思うもん、無理よ(例えがどうなのよ)。


もしかしたらこの先、恋をするかもしれないけれど。

その先は望めないと思う。望みたくないと思う。

嵐や Snow Man のことを好きなのと同じように、可愛いなぁ、愛しいなぁって、勝手に愛でるだけで充分。それだけで気持ちは満たされるから、それ以上はいらない。



……と、ここまで書いていて思った。

これ、きっと自分が病気になったり、年をとって体が思うように動かなくなってきたら、また考えが変わってくるかもしれないな、と。

心細くなって、淋しいって思うのかもしれない。

そのときに、恋人でなくても、娘や息子でなくても、助けを求められる誰かが近くにいてくれたらいいなと思う。

助けながら、助けられながら。


シングルになって2ヶ月弱、そんな感じで生きています。

今は、早く稼げるようにならなければという焦りから勉強ばかりしていて、ちょっと大好きなゲームをしようかと思うと、真っ先に罪悪感が出てきてしまうので、困っているところ。

誘ってもらえたら、喜んでやりますけどね。「いやぁ、誘われちゃったからしゃーねえな、やってやるかー」ってな具合で、自分に言い訳できるからね(ひどい)。


以上、シングルのぼやきでした。

どうでもいい話、読んでくれて、ありがとうね。





最後までお読みいただき、ありがとうございます。読んでなかったらごめんなさい。わたしをサポートしようだなんて血迷ってしまった方がいらっしゃるなら、まずはちょっと落ち着いて。それより「スキ」をポチッとしてみては? 作者がたいへん喜びます。