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親切なおじさんへ

こんばんは、吉田です。

今日、保育園の帰り道に、突然雨が降ってきました。

あいにく傘を持ってきておらず、
「あー、やってしまった。」
と雨に濡れて帰るしか無い状況に落胆する僕。

落ち込んでても状況は変わらないので、
濡れる覚悟を決め、1歳の娘を抱えて帰りを急ぎました。

娘は自分が雨に濡れているのをどう思っているのか、
僕の腕の中でじっとしている様子(笑)

「ごめんよー!急いで帰るからねー!」
と娘にも謝罪しながら先を急ぎます。

しかし、早く帰りたい気持ちと裏腹に、
目の前の信号が赤に変わり、
雨宿りもできないまま、
ただひたすら雨に濡れる時間が訪れます。

すると、同じく信号待ちをしていた50代くらいのおじさんが、
「よかったら傘どうぞ」と傘に入れてくれました。

「あっ、ありがとうございます!」

突然のことに驚きましたが、
信号待ちの間、おじさんにお世話になることにしました。

男性2人と娘1人が普通サイズの傘に入るわけもなく、
おじさんは半分濡れていました。

しばらくすると信号が青に変わり、
周囲の人が横断歩道を渡りはじめます。

するとおじさんは、
「この傘使ってください。」
と僕に傘を渡して走っていかれました。

「あ、ありがとうございます!!!!!」
おじさんの背中に向かってお礼を叫びましたが、
雨の音にかき消されたのか、
おじさんは振り返ることもなく、
姿が見えなくなりました。

今日出会った「親切なおじさん」へ。

先ほどは本当にありがとうございました。

おかげで雨をしのげただけでなく、
とても心温まる体験をしました。

この記事が、今日親切にしていただいたおじさんの目に留まることは無いかもしれませんが、お礼を伝えたくて記事にしました。

僕も娘も、この先の人生、いろんな出会いがあるかと思いますが、
人に親切にできる自分達でありたいなと思いました。

おじさんは雨に濡れてしまったと思いますが、
風邪など引かれませんことを願っています。

ありがとうございました。




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