3分で分かる『コストプラス法』
今回は、価格の設定方法としてわかりやすく、現実にもよく見られる「コストプラス法」について分かりやすく3分で解説します。
コストプラス法
コストプラス法とは、製品の製造にかかったコスト(費用)を計算して、そのコストに利益を上乗せした金額を価格として設定する方法です。
シンプルだし費用が正確に計算されていれば、商品が売れるごとに確実に一定の利益が得られます。
例)コーヒーメーカーを販売する場
実際には、こんな感じで価格設定する。
例えば、
(コーヒーメーカー1台あたりの)変動費:1,000円
固定費:3,000,000円
推定販売台数:50,000台
この時、コーヒーメーカー1台あたりの単位コストは、
1,000円 + (3,000,000円 / 50,000台) = 1,600円
※変動費 + (固定費 / 推定販売台数) = 単位コスト
もし、メーカーが利益率20%を得られるように設定するのであれば、価格 = 単位コスト / (1 – 利益率)となる。つまり、
1,600円 / (1 – 0.2) = 2,000円
コストプラス法のメリット
販売者は価格とコストを結びつけて、価格設定を単純化できる。
同じ業界の企業がこの方法を採用すれば価格競争は生じにくい。
消費者にも企業にも、どちらにも公平だと感じられる
コストプラス法のデメリット
顧客の需要を無視している。
競合の価格をフォローしていない。(価格負けする可能性がある。)
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