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【東京在住・元営業女子】手土産の選び方

ビジネス、訪問時のご挨拶、帰省、内祝いなど、ちょっとしたお菓子を贈る場面ってけっこうあると思います。いつも「何にしよう~」と悩んでしまい、決めるまでにかなりの時間がかかってしまってたなんてことも。

駅や空港であれこれ選びながら決めるのももちろん楽しかったりしますが、自分なりの定番手土産リストを持っておくと便利です!

地方在住の方であれば、やはりその土地の名産が喜ばれますが、東京土産って意外と難しいです。今回は、私が手土産を選ぶ時のポイントをいくつかご紹介します。ここでは、相手の嗜好や温度帯(夏ならチョコレートは避ける・要冷蔵の場合は温度管理ができるかどうか)など、当たり前に気にする事は省略して、迷った時の決め手となるものをご紹介します。


・入り数/包装形態 (個包装かどうか)

よっぽど目当てのお菓子がなければ、私は複数に個包装になっているものを選びます。
受け取る立場になった事を考えてみましょう。
例えば、場所がオフィスだった場合は、受け取った人がそれを独り占めするのではなく、社内のメンバーに配りますよね。いくらおいしいケーキとかをいただいたとしても、切り分けるのとか超面倒です。また、接待の帰りのお土産として渡す場合も、相手の家族の人数がわかっていれば絞りやすいですが、家族が何人か、皆同居しているのか、年齢層は?など細かいところまでわからないケースが多いので、やはり個包装を選んだ方が無難でしょう。

・価格 (高けりゃいいってものでもない)

今は正直、いただいたお土産もネットで調べれば値段がわかってしまうので、絶対ハズしたくない時はある程度お金をかけるってのもありですが、値段がわかってしまうからこそ、バランスが重要です。

いくつも手土産を選んできたし、いただいたりもした中で思うのは、やはり安いものは安く見えます。
昔よく観光地にあった(今もあるか、、)「○○に行ってきました」クッキーとか、見てすぐ安いってわかりますよね。もらった手土産が安っぽいと、受け取る相手は「安くみられたな」と思います。
かといって、とりあえず高いのを選んでおくかとなると、選んだ理由が金額になるため気持ちが入らず、不思議と受け取る相手にも気持ちが伝わらない事があります。また、あまり高価すぎると相手に強制力を与えてしまいかねないため、おすすめしません。(商談も怯んで逃げられることもあり笑)
目安としては、個包装で1個あたりに換算した場合、100~300円くらいのものが無難でしょう。

ビジネスパーソンの心理として、できる限り借りは作りたくないと思うんですよね。
以前、取引先にミスがあり、その1ヶ月後に大名行列みたいにおじさん5人で謝罪に来た時に、めちゃくちゃハイブランドのチョコラを持ってきたんです。普通に嬉しかったですが、なんだか「これでミスを帳消ししろよ」と言われているみたいで、少し嫌な気分になりました。会議室を出て、アシスタントの女子たちに渡したら、「わ~すごーい!!!」と騒ぎ、「わ~高っ!!!」と早速ネットで値段を調べてました。「私もこんな風に素直にかわいらしく喜べたらなぁ」と思ったりもしましたが、やっぱり謝罪はスピードと戦術が大事。ビジネスの場としては、ミスの後の1ヶ月後ではなく、最低でも1週間以内、ハイブランドのショコラなんていらないから、すぐに来てその後の解決策を提示してほしかったです。

少し話がそれましたが、手土産は高けりゃいいってもんでもないよって話。

・見た目のハレ感

やっぱり、見た目って大事です。
渡された時、受け取った時、開けた時にハッとする高揚感があるかどうかが大事です。受け取られる方が普段自分では手に取らないようなものや、パッケージに華やかさがあるものを選ぶととても喜ばれるでしょう。
ただ、状況によっては派手なものだと相手にあまり良くない印象を与えかねません(↑上の価格のところでお伝えした”ハイブランド”のショコラのように)。これは受け取る側がどう捉えるかですが、私は謝罪の時は和菓子か煎餅など、地味目なものを選ぶようにしてます。

・ショッパー(手提げ袋)

これは、買ったときにお店の方が入れてくれる袋で、買ってから持ち歩く時、手渡す時に使う袋です。こんなのあまり重要じゃなくない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私はここはこだわります笑。
どんなにお菓子の包装がきれいで高そう、おいしそうだったとしても、ショッパーがビニールで、しかも取っ手が楕円の穴だったら、私はそのお菓子を選びません。スーパーのビニール袋のようなものとか、論外!

緊急事態宣言も解除され、少しずつ人の移動が活発になってきますね。
手土産って、人と人、会社と会社のコミュニケーションを助けてくれる一つの手段にすぎませんが、良くも悪くも相手に印象をガラッと変える事もあります。今回の記事が、贈り物を選ぶときに少しでも参考になればいいなと思います。

次回は、私の定番手土産リストを公開します。

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