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手紙と過去への旅

時々、友人へ手紙を書きます。
そう、いまどき手紙です。
Webメッセージで送ればいわゆる”時短”なんだろうけど、なんでわざわざ手紙を書いているんだろうと自分でも考えてみて、ちょっと気づいたことがあったので記してみます。

嬉しいから

ひとつめの理由は、嬉しいから。

できるだけ季節にあわせたレターセットに丁寧に字をかき、紙香だったりお香を同封して送るととても喜ばれます。『きれいな字と良い香りで、目からも鼻からも癒される』と言ってもらえてとっても嬉しかった。
書家でもなんでもないですが、自分の字が誰かの癒しになるなんて、なんて幸せなことだろう。

返事をもらえたときも、これまた嬉しい。郵便受けに誰かからの手紙を見つけたときのあの嬉しさ!
年賀状も、自分が出すのは面倒だけど人から来るのは楽しみーという方は結構いるはず。(←私含む)

自分とつながる時間を楽しむ

ふたつめの理由は、その時間が楽しいから。

好きなピアノ音楽をかけ、好きなアロマを香らせて、相手のことを思い浮かべながら書く。実はこの時間って自分とつながる時間でもあるなぁと思った。
最近手紙を書いた友人は高校時代のクラスメートだったので、高校時代こんなこと言ってたな~とか、こんなことしてたな、とか。
一番手紙のやりとりをしていたのは専門学校時代だったこともあり、その頃住んでいた名古屋の古い寮の暑~い(最初はエアコンがなかった・・)部屋で手紙を書いていたことや、その時によく聞いていたのはマーラーの交響曲だったこと、お風呂がなかったから銭湯に通っていたこと、等々。
とにかく色々なことがどんどん思い出されて、だからいつも書くのに時間がかかるのかもしれない。
過去への旅を終えて宛名を書き終わったときは、満足感に包まれてすっきり。

まとめ

みんながみんな手紙で返事をくれるわけではないけれど、これからも気が向いたときに書いていきたいなと思う。
忙しいのに手紙をくれる友人には本当に感謝です。ありがとう。


お気持ちありがとうございます。大切に使わせていただきます。