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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第65話

N♠「ボイトレ意識が舌に集中し始めると、レベルアップの踏み台と成るので、楽しみがどんどん膨れ上がるからもう後ずさりは出来ないぞ。但し、意識の集中は知らず知らずのうちに筋肉の緊張に引き込まれるから要注意だ。
Bincoの声には、その心配はないが、息(虚数君)操作を更に深くボイトレする課題が残っている。」

B♡「私には、舌根操作と腹式操作の連動が思い通りでは無いわ。見えない息(虚数君)を極細の虚数糸に作り上げるのに四苦八苦してるわ。見えない虚数糸を体内で自在に操るボイトレはムズいけど、楽しい快感が残るわね。」

N♠「それじゃ、ここで迷路に入り込んでいる虚数糸の行動パターンをチェックしてみよう。
虚数糸は体内に入り込んで体外に抜けて行くまで、常時体外へ抜けていきたい願望を抱いているから、体内の最大外回りへ食い込もうとするんだ。陸上トラック競技に見られる内回りとは逆のパターんだ。実数君と虚数君は、いつも逆パターンだと思っていれば良い。」

B♡「虚数糸は目に見えない息(虚数君)の流れを代表していると思えば良いのよね。だから、糸の通過は、大量の息(虚数)をひきつれていると思えばいいんでしょ。」

N♠「そういう事だね。そうすると当然、虚数君が流れると実数君に何らかの影響が出る筈だよね。息(虚数君)の影響を、まともに受けるのが実数君の集中している腹部に及ぶのは当然だ。腹式呼吸は、息(虚数君)の影響を最も感じ易くて筋肉(実数君)の反発力を出し易いエリアを最大限活用している訳だ。そういう事を脳トレしながら、ボイトレを励むと、息(虚数君)そのものに、集中する事が楽しくなる筈だ。」

B♡「息(虚数君)に主観を移せるようになると、脱力に意識をさかなくてよくなるわね。息(虚数君)が主役になると、人体は息(虚数君)で自由自在に操作されている感じになるわ。その為には、息(虚数君)を完全に閉じ込める気構えが欠かせないわね。」

N♠「息もれは致命的だよね。ボイトレの最大課題と言ってもいい位だ。大抵の場合、筋肉の緊張が、息もれの起因になっている。しつこく指摘されるボイトレテーマだ。この課題は最終関門迄、付きまとうから、その積りでね。
要は、息(虚数君)だけの主導で発声に繋がるのが望ましい。そこで、虚数君の性格を紹介して置くぞ。
【その1】虚数君は脳みそでしか認知不可。
【その2】息(虚数君)は虚数仕様に調教された、脳みそ直属のボイトレ実行部隊
【その3】脳みその別支配下に喜怒哀楽部隊有り
【その4】微細空間では最高のボイトレパフォーマンスを発揮
【その5】エネルギー情報の管理・・・等、これらを意識して置くと、ボイトレへのヒントが隠れている事に気付くはずだ。」

B♡「ちょっと難しくてムリ無理ムリ。でも虚数君にすがってボイトレしてると、どう言う訳か声の響きがよくなってる様な気がするわ。今の私は、息の虚数化が未完成なのよ。もうひと踏ん張りして、虚数君の神髄に迫って見たい気がするわ。完全虚数快感に到達する迄は、死なないような気がするわ。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
脳みそは、コンピューターを、はるかに凌ぐ潜在力を秘めています。直感・第六感・思考力・想像力・推理力・夢想力・・・等、無限の可能性が、隠れているにもかかわらず、最大限に活用している人は、さほど多くはいません。脳みそが虚数世界をのぞける特殊能力を発揮するには、かなりのエネルギーを要しますから、脳みその活動時には大量のエネルギーを補充する必要に迫られます。脳みそのエサとなるブドウ糖が不足すると、脳みそを働かせる意欲が急速にダウンしてしまいます。ボイトレでは、脳みその不活性は大ブレーキになってしまいますから、究極のボイトレは、脳みそ司令官が、しっかり職務を全うしているか、どうかに関わります。ボイトレの難しさは常時付きまといますが、虚数化ボイスが完成すると、筋肉(実数君)は、自動

的に虚数君に寄り添う脱力化をし始めます。目に見えない虚数由来の「ふんわり快感」が、「筋肉群の解放感」を伴って、シルバーライフを包み込んでくれます。


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