EXECUTEDの自主制映像について解説するよ
EXECUTEDの自主制作映像の発想法と技術をしゃべります。BlenderのPF公開してます。面白いとこだけしゃべります。相変わらずあんまりストーリーよりの発想をしていないのでご了承ください。あと最後にいらない自分語りしまくっています。
曲
良い曲ですね~。SoundCloud漁ってたらアカウントが流れてきたので聞きました、キラキラ感がある聞いてて楽しい曲です。
1.細かくなるモザイクみたいなやつ
発想法:間引く(解像度?)の概念+音のイメージ
勝手に他の人のツイートをもってきたのですが、これみたときに間引く?解像度を落とす?という概念をあんまり考えたことなかったなーとなったので、なんかこれで一個やりたいなあと考えていました。今回の映像のアイデアはだいたいこれ由来です。あとは完全に音のイメージがぴったりだったからです。
技術:Grid(等の)の頂点数増やすだけ
あいかわらずBlenderのGeometry Nodesをこすってます。というか道具として単純に、みんながちゃんと使いだしたらその人たちがめちゃつよになるんじゃないかと思ってるので使ってみてください。まじでおすすめです。
おすすめなので直接ノード画像乗っけます例えばこんなかんじでいけます。
三角形バージョン!
ノードなのでわかりづれえですが、y-x>0、つまりy>xで選択した部分(Desmos画像のグラフの左上半分)をDeleteしています。こんな感じで数学っぽい部分も出てきたりとにかくアイデアを試しやすいのでみなさんジオメトリーノードやりましょう(布教)というかもはや、将来的にはBlender使うのならやるのが普通になるはずです。っていうかもうみんなやってるんですかね。ほかの人が何やってるかが分からん過ぎるー!
2.ほかの解像度?ネタ
単発で紹介していきますぜ
円の分割数いじったやつ(+複製ランダム回転の放射状ルック)
文字バージョン
データ関連で圧縮のイメージとしても雑にやってみた
今さらなのですが、解像度って分割の概念の、分割数に注目しただけっていう感じもする。言い方のデータっぽさに新しさを感じていたらしい。
3.歪みポイントを配置して変なモーションを作る
発想法:すごろくのように場所に仕込まれるモーション
多分SSDの記録の仕組みとかその辺の話(浅く習ったけどすべて忘れた)でこのマスに止まったら2マス動かすさらにそのマスにとまると3マス動かす的なすごろくみたいな仕組みがあったらしく、場所に命令がしこまれてて連鎖していくというのがおもろいなあとなったので場所でモーションを決めるということをしました。とりあえず引力と斥力(すいこみ、おいだし)がはたらく点をつくりました。あと各メッシュの面積のデカさに応じて発光します。(デカいメッシュほど明るい)
技術:ベクトル関連の話
これ作ったのだーいぶ前なので仕組みが雑いのですが引力とか斥力は位置を引き算したら作れるのでそれをやってます。多分僕のベクトルの解説見ればあれはカメラの話でやってるけど、あれを点とモーションするオブジェクトでやるだけなのでなんとなくわかると思います。
4.画面中心が細分化されていく
発想法:ループ、無限解像度あたり
何で思いついたかあんまりはっきり覚えてないのですけど最近ループ表現を収集できたらいいなーと思ってなんこかメモってたので、ループ表現と解像度辺りの話がくっついたのかな。話がうまくいきすぎなので本当かわかりません。とにかく画面中心のメッシュが1フレーム毎に1分割されます。なので通った軌跡が結構はっきりわかります。途中で崩れるのはいつものNoise TextureをSet Positionにかけるやつです。点滅表現に頼りすぎてるので縛ろうと思ってたら、点滅しないと気持ちよくなかったのでいつのまにかピカピカピカ状態になってました。あと実写映像いれましたその方がわくわくするし歌詞にあってるかなとおもったので。最近色問題をコロラマ系スクリプト(ティムさんの簡易コロラマスクリプト、トライトーンなど)でむりやり解決する癖がついていて、今回どれくらい使うか迷ったのですが、そのままだとそこまでかっこよくない部分はコロラマをかけることにしました。
技術:RayCastでカメラ中央のメッシュを判定→メッシュ分割
RayCastという光線を飛ばしてぶつかったメッシュの情報を知れるノードがあるんですね。それでカメラの位置からメッシュに光線飛ばして、Hitした部分だけSubdivide Meshしているということです。このノード面白いのでいつか解説したいのですが多分後になりますので適当にチュートリアルパクって使ってみてください。(解説するする詐欺がすごいけどこれはさすがにすると思う)
PFです実写映像が入ってないから変な見た目になってると思うのでびっくりしないでください。
おわりです+いらない雑談
いやなんかまあよかったんじゃない!?比較的期間がかからずに作れましたのでアイデアがあんまりばらけてなくてやってることが分かりやすかったと思います。というわけでこれでおわりますみてくれてありがとう。
↓すごくすごく自分語りする
前段
いつも休み明けのほどよい刺激と負荷の状態が一番制作捗るのですが、例年のパターンですと一個作ってからが捗らなくなっていきそうです(時候の挨拶)。できた解説みると、納得感のある発想法が並んでいるのですが、実際作ってるとき、???となりながら作ってるので不思議。
全体的によくわかりません
なんか最近全体的によくわからんことが増えています。まず自分の立ち回りが分からんというかいったい何の人なんだろう。解説人のイメージもあるので、座学的な部分を映像に絡めて横流し?(Youtubeで解説)する人になれたらなーと思ってたのですが所詮授業受けただけなのでほぼスライド丸パク+自分もわかってないになるのでやる気が起きませんでした。そして、もうみんながそれぞれ個性が出て来てるのか、僕の観察眼が鈍ったのか、全体的に複雑になってきてるのか、あんまり共通しているテクみたいなものが見つけられないので、やはり一般に良さそうな解説が思いつきません。あとAviUtlを結局使ってるので(Aeのレイヤーでオブジェクトが階段状になるのに耐えられず敗北)Ae式の手癖やエフェクトがわかりません。もう全体的にようわからんので、ひたすら映像作ってたら全体的になんとかなるかなと信じてるとこあるのですがどうなんだろう。
すきな映像の特徴
自分が好きな映像の特徴ってなんだろうというのを考えるんですけどこれもいまいちまだはっきりしてないんですよね。
まあ結局刺さったやつがささるというのが前提ではあります。とりあえず
①音ハメに執着がある②基本図形(文字)で遊んでる(幾何学的な見た目?)
この2つはなんかすごい見れます。
特に音ハメに執着がある映像は、なんでも楽しめます。音ハメといってもタイミングを合わせるのはもちろん、シーンチェンジでも変なモーションつけるでも音に合わせて起こることだったらなんでもいいです。
そのせいか文字PV(キネポ)、単体のモーショングラフィックスはまじで見まくることができます。基本的にAeでもAviUtlでもスマホの編集ソフトでもどのソフトで作っててもめちゃ楽しんで見れちゃいます。
文字PV(キネポ)やAviUtl通った人の映像にいいね!となることが多いような気がするのですが、この理由が単純に昔からその人の映像見てるから人の分析が進んでるだけなのか、使ってるスクリプトや機能がもろに分かるからか、共通した精神があるのか・・・。もしかして全部?
そういえば3年前?とか僕が映像始めたぐらいのときに見てたAviUtlモーショングラフィックスを見返したらあほ好きすぎてびっくりしました。まあ静止画としてはダサいということになっちゃうのかなー。
メモ
ないアイデアを得るために他の人の映像をみてびっくりしたところのメモをちょこちょこするのですが、そのメモする内容を思いつく映像が記憶に残りやすいのかもしれません。②の基本図形で遊ぶ(幾何的なルック)が好きな理由は自分の場合は基本図形だとやっていることの珍しさやおもしろさがわかりやすいせいかも。フォトリアル系はメモを取りづらいんですが、これはフォトリアル系の基本テクニックを知らない(できない)からかもですね。
たまに発見を見つけまくれる状態になるのですがそのとき結構楽しいです、、、その逆で、めっちゃさらっと映像みちゃってた、となることもあります、ガチ刺さってるときはわざわざメモする気も起きないこともあります
前は、どんな映像でも1映像につき1個レベルでなんかメモってた気がするんだけどそう考えると今、変に目が慣れてしまって、驚きを享受しきれていない感があります。
思考
自分は記事とかで考えていることを伝えてるのですがこれってずるいのかも。ほかの人が僕の映像を見ただけでやってることがどこまで伝わってるか普通に気になります。例えば今回の映像の後半の部分、画面中心で分割してるというのが分からず、なんかようわからんけどかっこいい!で終わってるのかなど。ほかの人が何考えてるか知りたいんですけど、作品で語るぜみたいな感じなのかな。それか脳解放して作ってる説もあるけど映像って脳解放するだけじゃ作れないとこあるのでどうなんだろう。
むかしは自分がひねくれていることに自信を持っていたのですが、さいきんは特に発想の出ない様子があり、ただコミュパワーが弱いだけだったことが判明しかけていてなかなかこたえている。わずかな全能感とのバトル。
次やりたいこと
次やりたいこと…。一回ぐらい芸術みのある映像つくりたいなーとはずっと思ってるのですがアイデア思いつくのがせいいっぱいでラッキーを狙っててもそう簡単にくるものじゃありませんね。自分の作る映像はなんか雑だなと感じてしまいますね。芸術みのある映像の一つパターンとしてあるのは、変な技術引っ張ってきていてさらに変な技術の見せ方もうまいやつですね。なんなんだ一体。まあそれはつくれたらいいなというぐらいにして、今回こそは映像の更新頻度を下げすぎずにいろんな曲で作ってみたいですね。のびのびと映像つくれるのがいつまでかもよくわからんので。
よし、じゃあ、あまりの自語りにくらくらしてきたのでおわります。見てくれた方ありがとうございます、ございますにゃ
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