この響きに潜んでる温い惰性の匂いがしても
Mr.Childrenの『君が好き』。この曲の二番のサビが好きです。
君が好き この響きに潜んでる温い惰性の匂いがしても
繰り返し 繰り返し
煮え切らないメロディに添って 思いを焦がして
この「惰性」ということばの意味が、最近ようやく分かってきたような気がします。
ぼくはいままで、付き合っては別れ、付き合っては別れを繰り返してきました。お付き合いをしても大体3ヶ月、もっても1年ちょっと。
そんな自分が、いまの彼女とはもうすぐ2年になろうとしています。しかも遠距離恋愛で。快挙快挙。
頻繁には会えないので、基本的に電話は毎晩。
ワールドワイドウェブ上でこんなことを公表するのもなんですが、思った時はできるかぎり「愛してるよ」とか「好きだよ」と言うようにしています。
自分から言うこともあれば、彼女が言ってくれるのでそれに応える形で言うことも。
そうするとだんだん「毎日言ってたら『義務的に言ってるんじゃないか』って思われて、信憑性が薄れるんじゃないか」とか「昨日もおとといも言ったのに、今日言わなかったら冷めたと思われるんじゃないか」とか、余計なことを考えるようになってくるんですよね。ほんと恋愛ってめんどくさい(性格の問題)。
でも、そんなときは、付き合いたてのころに彼女が言っていたことを思い出すんです。
「思ってても、伝わらなかったらおなじだよね。なにかがあって、突然言えなくなるかもしれないし、ちゃんと伝えなきゃね」
ぼくらは遠距離ですが、ふたりともアフリカに住んでいます。治安の良い地域ですが、危険な目に遭う可能性は少なくとも日本と比べれば高いはず。
バスが横転事故を起こすかもしれないし(たまに本気で不安になる)、
暴風雨で家がつぶれるかもしれないし(たまに本気で不安になる)、
歩いてたら牛に突進されるかもしれません(たまに本気で不安になる)。
だから、いつ最期のことばになっても良いように、伝えるべきことはきちんと伝えたいと思っています。
たとえ「温い惰性の匂い」がしても。
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