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#34 インドア派さん(院生、文学院)のご意見

インドア派さんからご意見いただきました。
とうとう来ました、マラソンに「何も感じない派」です。
でも開催反対は含意されないのもポイントですね。
意見の数ではなく論点の数と組み合わせが重要と思うので有り難いです。
ありがとうございました!

【インドア派さん、院生、哲学・倫理学研究室】

 以前から不思議でした。大勢の人が集まって走ったり歩いたりするだけのイベントに感動もなにもないと思います(他の競技も同じようなものです)。何故これほど開催にこだわるのでしょう。

 マラソンというのは、個人が健康のために楽しむ分には良いものでしょう(マラソンというよりランニングですか)。しかし大会となるとコースを確保するために交通や出入りを制限しなければなりません。それほどの価値のある競技でしょうか。疑問です。自動車の通行を制限して、その道路を脚で走って、しかも誘導のバイクや中継のクルマがそれを取り囲んで、はなはだ不合理な競技ですよね。選手のみなさんは心が痛まないのでしょうか。

 マラソンという競技のあり方をいま一度見直してみる良い機会だと思います。競歩のように短いコースを何周もするとかでどうでしょう。「マラソンの起源はそういうものではなく〜」というような意見もあるでしょうが、それも含めて。

 一般論はさておき。北大構内がコースになることに関しては、私は特に利益も不利益もないのでなんとも言えません。ただ、学問で得られる感動は、大勢の人が走るだけのイベントで得られるそれよりも大きいと、私は思っています。オリンピック関係者にはそういう感覚ってないんじゃないですかね。そういうのを感じるのがちょっとイヤです。

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