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ちょっとだけ

 いろんなことを、毎日「ちょっとだけ」やっている。

面白いのは、ほんのちょっとのつもりで始めてすぐやめたことでも、ずっとやり続けたことでも、達成感としては案外同程度浴びることができ、ともに「1カウント」扱いとして一日の終わりに充実した気持ちになることだ。

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 例えば毎日の運動なども、正直最初は面倒くさかった。でも、「ためしにちょっとだけでも体を動かそう」と思い、ストレッチを1セット行なってやめるだけでも、気持ちとしてはとても充実したし、良く寝れた(その日のそれが体力増強につながったかはともかく)。

今、ニンテンドースイッチオンラインで「64ゼルダの伝説」の時のオカリナをプレイしているのだが、これもわりと過密な一日の中を割いてやることに対し、面倒くささが先立つ局面もあった。でも、「少しだけやって寝よう」と思うことで、城を出て近くの村に移動し、村人と一通り話をした時点でプレイを終えても「プレイした=達成した」気分を覚えたりした。

あとは、やはりこれが最強なのだけど、苦手意識の強い作業タスクが控えていたりしても、「ちょっとやってダメならすぐやめりゃいいじゃん」と思い手をつけたら、案外ハマり気づけば良い感じに作業を進めることができる…といった恩恵を受けることも多々あった。

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 そんな経験を繰り返すことで、「面倒くさいな」と思うことも、その快感が控えているというだけで「ちょっとだけやろう」という気分がわりとイージーに訪れる体質になった。

さらに副産物として、「カウント」制を自身の中に導入したことで、持続すべきは持続し、さっとやめるべきはやめるという "断ち切り" もわりと容易に叶うようになった。

一日を無駄に過ごさないためにどうしたら良いのだろう?という果てない欲求に対する、一つの懐柔策としての光明が見出せた気分である。

今日はこんなところで。

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