「たとえ自分がいなくても」Quest FM 冒険の書その6

気の合うメンバー3人で「Quest FM」というチームを結成し、第1弾としてお財布(のようなもの)を開発しながら、ClubhouseとPodcastを通じて情報発信を行っています。

昨今は音声配信サービスが林立してますが、中でもSNSのように機能しながら、アーカイブの残らない偶発的な場が生まれるClubhouseの体験は目新しく、引き続き活用していきたいと思っています。

(すでに飽き始めているユーザーもいる一方で、iPhoneユーザーにしか開放されていないこともあり、Clubhouseが今後定着するサービスに発展するかどうかの判断はまだまだこれからでしょう)



さて、先週もClubhouseでroomを立ち上げ、「カスタムしたもの使ってる?」をテーマに様々な意見をリスナーから聞かせていただきました。

現在、企画しているお財布(のようなもの)がカスタムできるものを想定しており、お財布に限らずカスタマイズできるものから何かヒントが得られるのではという期待を寄せました。

そんな中、モデレーターのひとりである僕はあろうことかroom開催時間の30分間、ほとんどマイクをミュートにしていました。

実はそのとき、一時的に喘息の症状が出てしまい、咳込みそうになってはミュートする、解除してはまたミュートする、を繰り返していたからなんですね。

Clubhouseは声だけが頼り。しかも収録ではなくライブで、roomを開く時間も「月曜夜10時から30分間」と決めています。なので、その時間に声を出せなければ自分は存在しないのと同じ。

一時的にとはいえ自分の声が出せなくなった状況に陥って、初めてそのことに気づかされました。

これはClubhouseに限らず「何月何日何時からLIVEやります」と呼びかけて始めるその他の音声配信やインスタLIVE、Youtube LIVEにも言えることですね。

つくづくテレビのアナウンサーさんが喉をしっかり管理して「声を出せない日」を作らないようにしているか、その努力のほどがうかがえます。




とはいえ僕ひとりがマイクをミュートにしていても何とかなったのは、ひとえにチームのおかげです。メンバーが自分も含め3人いて、それぞれが得意なところで力を発揮し、足りないところを補い合う関係ができているからこそ乗り切れた事例とも言えます。

フリーランスや自営業、いや企業に属する人でさえ「自分がいないと成立しない独自のポジション」を固めていこうと考えがちですが、一方で「自分がいなくても成立する関係性」を整えておくこともまた大事だと思います。互いに助け合えるチームづくりですね。

D2Cが隆盛し、たった1人で事業ができてしまうこの時代。同業者間のつながりやアライアンスのようなものも含めた「他者との関係性」を改めて見直したいものです。


以上、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushiでした。

次回のClubhouseは3/29(月)22:00から ▼


【松岡厚志 PROFILE】

ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー(ネーミングの専門家)、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師などの顔を持つ。

Web Site >>> https://www.atsushi-matsuoka.com/
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