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電話の「はいもしもし」に由来する、読み方フリーの会社名

2010年に「ハイモジモジ」という名前の会社を立ち上げたのですが、いまだに「変わった名前ですね」と面白がってもらえます。

よく漫才師が「名前だけでも憶えて帰ってください」なんて言いますが、人様に名前だけでも憶えてもらうのって、けっこう大変。その点「ハイモジモジ」は言葉の意味の分からなさも含め、憶えてもらえているほうかもしれません。


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ハイモジモジの由来


さて、この社名の由来はというと、電話の「はい、もしもし」から来ています。

会社というのは電話を受けるとき「はい、もしもし株式会社○○です」と言います。会社が存続する限り、同じ言葉を半永久的に口にし続けることになります。この状況を想像したとき、舌が疲れそうだし、飽きそうだから「省エネできないか」と思ったんです。

つまり「はい、もしもし」という応答の言葉と会社の名前が一緒だったら、声を出すコストを半分程度に圧縮できるのではないかという、ものぐさの発想でした。

そして私はもともと創業前からフリーライターをやっていて、当初は文字に関する企画会社にしたい思いもあって、「もしもし」の部分を「文字文字(モジモジ)」とかけました。

こうして「株式会社ハイモジモジ」が誕生しました。

ただ、私は会社勤めの経験がなく、企業の窓口のみなさんは「はい、もしもし」とは言わない、ってことを知らなかったんですけどね。

でも、それも含めてオチのつく笑い話になりまして、結果オーライです。


どう発音するのが正解?


ところで「ハイモジモジ」は造語ですから、どんなイントネーションで発音するか正解はありません。正直、人によってさまざまです。

会社を設立するときに「読み方」までは登記していませんから、どう読んでもいいし、どう読んでもらってもいいわけで、個人的にも「どう発音されるのか」を面白おかしく観察しています。

(そういえば「うちの社名はこう読んでくださいね」なんて規定している会社を見たことないですね)

ハイモジモジのイントネーションで、よくあるのはこれ。


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推奨も強制もしていないのですが、なぜかこのパターンがもっとも多いです。自分自身の発音もこれです。


そしてたまに聞くのが、これ。


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もともと電話で応答するときの「はい、もしもし」に由来した言葉ですから、それに引っ張られた抑揚になるようです。


レアですが、こんなパターンもあります。


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この発音をするのは自分のまわりではひとりだけというレアもの。耳慣れないので、聞くたびになんだか別の会社のような気がしてきます。

でも自分たちの社名の発音に自由度が含まれてる感じがして、悪い気はしません。むしろ嬉しいです。


上記3パターン以外で「こう発音してるよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです。

今後も人の数だけ読み方が違う、そんな多様性のある社名であり続けたいものです。

みなさんの社名はどんな由来で、どんな発音のバリエーションがありますか?


名前だけでも憶えて帰ってください▼



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