2023年のハイモジモジをふり返る
今年もそろそろおしまいですね。
2023年のハイモジモジは、なんだかんだでさまざまなトピックがありました。主な出来事を簡単にふり返っていきます。
１月
手紙社さん主催「紙博 in 神戸」に出店。2023年はとにかくイベント参加が多かったのですが、その幕開けとなりました。
今回、神戸の地には珍しく雪の影響で開催が危ぶまれる可能性もあったのですが、無事に開催されてほっとしたのを思い出します。
やはりイベントと天候は切っても切り離せない関係で。その後、まさかの事態が発生するのですが、詳しくは６月のところで。
２月
第２回文具マーケットに出店しました。
第１回にお知り合いのメーカーさんや作り手さんが参加されていて、なんだか楽しそうだなあと思い、勢いで申し込みました。
一般の方も私物の文具を販売できたりと、いずれ「文具版コミケ」と親しまれそうな楽しいイベントでした。
また、ハイモジモジの看板ねこ・ニーポンがモチーフの「NekoTsubo」シリーズに、新たに「ストラップ付スマホケース」と「スマホリング」が加わりました。
３月
「紙博 in 東京 vol.6」に出店しました。
ハイモジモジの WORKERS'BOX とコラボモデルを発売したこともある、消しゴムはんこ作家 eric さんのメインビジュアルが個人的にぐっときましたねえ。
続いて、「たかさき文具の博覧会mini」に出店しました。
文具の博覧会は基本的に会場での店番はしていないのですが、高崎市で別の予定が重なったこともあり、これ幸いと会場を覗いてきました。平日でもたくさんお客さんが来られてましたっけ。
４月
イベント参加が毎月のように。４月は「紙博＆布博 in 京都」に出店しました。
京都開催の会場は通っていた高校の近くということもあり、半ば帰省気分でいつも参加させてもらってます。旧友に会えるのも楽しみのひとつ。
また、３月の紙博で先行販売していた新商品「WORKERS'BOX HOLDER」を正式にリリースしました。
トレーシングペーパー製のクリアホルダーで、「紙なのに透ける」を実現。紙製ボックスである WORKERS'BOX との相性もぴったり。
着実にリピーターを増やし続けている、隠れたヒット商品です。
28日の創業記念日には設立13周年を迎えました。
節目をきっかけに、この日までにリリースしてきたプロダクトの数を試しに数えてみたら、384個ありました。たくさん作ってきましたねえ。
５月
NHKドラマ『正義の天秤 season2』に撮影協力。ドラマの中で WORKERS'BOX がセットの一部として使用されました。
弁護士ドラマに使われるのは今回で２度目。広告代理店のオフィス、というパターンもありましたっけ。ドラマや映画関係の皆さん、お気軽にお声がけください。
また、リアルな鉄道マスキングテープ・シリーズ「TAPE STATION」に待望の新シリーズ【上野】が登場しました。
パッケージに上野駅の駅舎とパンダが描かれていて、いわゆるジャケ買いをされる方も。
上野駅構内の「ANGERS bureau エキュート上野店」さんや、ハイモジモジが出店している各種イベントで大人気です。
並行してクライアントワークも。
お家に眠る真珠にふたたび輝きを与えるリメイクサービス「Pearl the Baton」のウェブサイトを手がけました。
主宰するパール・アカンパニーさんのブランディングに関わる中で、プロジェクトがどんどん形になるのをいつも間近で伴走させてもらってます。
６月
前回から参加している「東京蚤の市」の第19回に出店しました。
東京蚤の市は公園を会場とする屋外開催ということで、風雨の心配など設営時に気をつかう点が多々あるのですが、このときはまさかの台風直撃で初日が中止となってしまいました。
２日目も開催できたのは実質午後からで、３日間の会期のうち半分しかお店を開けられなかったのは残念。さすがに悪天候には敵いませんね。
でもまさか、さらにその後とんでもない事態が発生するなんて。詳しくは11月のところで。
さらに、「しずおか文具の博覧会」にも出店しました。
この日のために用意していた新商品の生産がぎりぎり間に合わず、会期中にクルマをかっ飛ばして現地に直接届けたのはいい思い出。
また、TBSラジオ『東京042～多摩もりあげ宣言～』に出演。お近くの文具メーカー、ノウトさんとあたぼうステーショナリーさんと３人で文具トークに花を咲かせました。
パーソナリティの土屋礼央さん、林家つる子さんの回しが上手でめちゃくちゃ盛り上がり、自己紹介の２人目でまさかの時間切れ。
急きょ前後編の２本立て放送がその場で決定し、収録した後編が翌週に放送されるハプニングに笑いが止まりませんでした。
７月
実行委員会としても名を連ねる、文具と雑貨の合同展示会「FRAT」に今年も出展しました。
いつも自社の展示はあとまわし、会場全体の装飾や配布物、販促物のデザインに追われるのですが、今回はさすがに回を重ねてきたこともあり、どちらも良い準備ができました。
なお、この日に参考出品していたアイテムは諸事情により発売を見送りました。
また、ブランディングに携わっているパウンドケーキのNEWブランド「MELBA」の新しいパッケージをデザインしました。
以前手がけたのは１本入りのボックスでしたが、今回はカットサイズの個装パッケージ。皇居の二重橋がモチーフになっており、２つ並べると橋が完成するデザインです。
８月
鉄道マスキングテープ・シリーズ「TAPE STATION」の新作「JR東海313系」をリリースしました。
これまで【東京】【渋谷】【新宿】【上野】と主要駅を往来する電車というくくりでしたが、今回は番外編。臨時列車の【extra】と位置づけ、パッケージも静岡にちなんだ富士山にしました。
ちなみに６月の「しずおか文具の博覧会」に間に合わせたのは、このアイテムでした。
９月
「紙博 in 東京 vol.7」に出店しました。
ひっそりと「POSTER / LETTER」という新商品をテスト的に販売したりしてみました。一般販売は2024年になります。
また、アイテムのみの出店でしたが、博多、青森、宇都宮と３か所で「文具の博覧会」が開かれました。
各地で開催されるたび、文具好きの方々が全国にいらっしゃるんだなあと感じられてうれしくなります。
10月
井の頭公園で毎年開催される「三鷹の森フェスティバル」に今年も出店しました。
ハイモジモジのオフィスが東京・三鷹市にあるご縁もあって、数少ない物販ブースの一角を担わせてもらってます。
でも基本的には野外LIVEを楽しめるイベントで、半分お客さんの気持ちで楽しんでます。この日はお天気も最高でした。
11月
「第20回東京蚤の市」の開催に向けて前日に搬入・設営を終えたあと、なんだか身体の具合が悪くなり。一晩眠ればなんとかなるだろうと楽観視していたのですが、翌朝の体温は38.8度。インフルエンザの陽性でした。
さすがにこの状態で出店するわけにはいかない。一度はあきらめ、不参加の案内をSNSに投稿したのち、「手伝うよ！」と名乗り出てくださった方々が代わりに店頭に立ってくださることに。
結局、初日の午後から３日目の最終日まで、ほぼフル回転でお店を開くことができました。本当にありがたかったです。
それにしても天候不順には気を配っていたのですが、まさか自身の体調不良が重なるとは。大いに反省しました。
水面下で進めていたクライアントワークが陽の目を浴びたりもしましたり
みたか都市観光協会さんにお声掛けいただき、三鷹市に新しいお土産を作ろうプロジェクトに参画。「みたか宙球ゼリィ」と名づけられた新感覚の和菓子を魅力的に引き立てるロゴやパッケージを担当しました。
餡がゼリーに包まれている二層式の珍しいお菓子で、美味しいんですよこれが。
12月
鉄道マスキングテープシリーズ「TAPE STATION」に、待望の新幹線のお医者さん「923形電気軌道総合試験車」が新登場。
日本郵便が運営する「郵便局のネットショップ」で先行販売を受けつけるという初の試みで、先日無事に受注期間が終了しました。
パッケージには大井車両基地が描かれています。
以上、2023年を駆け足でふり返ってみました。
例年以上に販売イベントが多めでしたが、それなりにNEWプロダクトをリリースしたり、クライアントと取り組んでいたプロジェクトが公開されるなど、充実した一年でした。
いつも応援ありがとうございます。
2024年はこんな年に
最後におまけとして、2024年に予定していることをいくつか紹介しておきます。
POSTER / LETTER発売
紙博で先行販売していた、言葉がデザインされたレターセット「POSTER / LETTER」の一般販売を開始します。準備はほぼほぼ完了してます。
WORKERS'BOX 専用家具
書類収納ボックス「WORKERS'BOX」専用シェルフをひそかに開発してまして、2024年中の商品化をめざしています。すでに試作第１号はできあがっており、あとは微調整を加えるだけの段階まできています。乞うご期待。
TOKYO STATIONERY WEEK
日本のクレイジー（褒めてます）な文具を、もっと海外に発信していこう。そんな思いを共有する仲間とともに、展示会ウィーク「TOKYO STATIONERY WEEK」を７月に展開します。同時期に開催する文具関連の展示会に呼びかけ、各会場をゆるやかにつなぎます。
ハイモジモジも全体のクリエイティブディレクターとして参画していますので、こちらの動きにもご期待ください。2024年1月10日にはキックオフの記者発表会を開く予定です。
それでは皆さま、よいお年をお過ごしください。
2024年もハイモジモジを、どうぞよろしくお願いいたします。
【松岡厚志 PROFILE】
ハイモジモジ代表。書類収納の決定版「WORKERS'BOX」ほか、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを発信している。フリーライター、ネーム・デザイナー（ネーミングの専門家）、モノづくりするラジオ局「Quest FM」のDJ Atsushi、御茶の水美術専門学校非常勤講師（-2020）などの顔を持つ。著書に『じわじわくる文具』（玄光社刊）。
個人サイト >>> https://www.atsushi-matsuoka.com/
企業サイト >>> https://www.hi-mojimoji.com/
WORKERS'BOX >>> https://www.workers-box.com/
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