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soiでポストカードを売ってみた

ECサービス「STORES」を展開するheyさんが「soi」という新たなECプラットフォームをリリースされました。

なんでも「ソーシャルでモノを売り買いできるサービス」とのことで、iPhoneまたはAndroidでしか利用できません(PCでは見ることもできない)。


ネットショップをわずか2分で開設できるのが売りの「STORES」を展開しておきながら、さらにスマホひとつで出品または購入が完結するこれ以上ないシンプルなサービスで、位置づけとしては「STORES」を補完あるいは破壊するものになるのかもしれません。



そこで思い出すのが、ネーム印で知られるシヤチハタさん。同社は自社商品を「否定」することで成長してきた企業です。

その歴史をひも解けば、当初はインキを補充せずに連続して捺印できる万年スタンプ台を開発。日本におけるハンコ文化を牽引します。

ところがその40年後、主力商品であったはずのスタンプ台を「否定」し、スタンプ台がなくとも捺せるゴム印を開発。今でも家庭にひとつはあるはずの、社名と同じ「シャチハタ」と呼ばれるネーム印を浸透させます。

ところがところが、そのまた40年後。今度はハンコの捺印そのものが不要になる電子印鑑システムを開発するという、見事なまでに「自己否定」をくり返している企業なんです。



現状に甘んじず、次の一手を打つ作戦は会社によって異なりますが、自社の主力商品を自ら脅かすという戦略を実行できるところはけっして多くはないはずです。

でも、こうも考えられます。

「成長」とは脱皮である、と。守られた皮を破ることで次のステージに進むことを意味するのだと。

だから「soi」も、いずれ「STORES」の皮を破り、ECの新たな地平線を切りひらくのかもしれない。そんな気がしています。



というわけで、自分でも「soi」に登録してみます。

何年か前、腰痛がひどくて寝たきりのお正月を過ごしていたとき、ただ腰痛で苦しむのは情けない、なにかプラスに転じることはできないかと考えて、「腰痛ペンギン」なるキャラクターを描いたことがありました。

本職の絵描きではまったくない、むしろ下手な部類なのですが、お正月で暇だったんですよね。

さらにその延長で、身体のどこそこを痛めている動物シリーズを計7種類描きまして、勢い余ってポストカードにしてしまいました。

趣味で参加したデザインフェスタで一度だけ販売し、ハイモジモジ関連のイベントでもたまに売ったことはあったのですが、ふだんは自宅の押し入れに眠らせたまま、どうしたものかと思っていた矢先。

今回、ソーシャルでモノを売れる「soi」のプラットフォームのリリースを知り、「これだ!」と思いつきました。


腰痛ペンギンのポストカード(1枚250円)

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つき指アライグマのポストカード(1枚250円)

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むち打ちキリンのポストカード(1枚250円)

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老眼オランウータンのポストカード(1枚250円)

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エリザベストカゲのポストカード(1枚250円)

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四十肩パンダのポストカード(1枚250円)

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円形脱毛症ライオンのポストカード(1枚250円)

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超超おトクな7枚セット(1,000円)

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Twitter(@513MHZ)で発表したら、はやくも買ってくださった方が現れまして。いやあ、嬉しいなあ。

本職はライター兼デザイン会社の経営者なわけですが、こうして自作のポストカードがオンラインで実際に売れましたので、これにて絵描きデビューということにさせてもらってよろしいでしょうか。

インターネットってば、最高。

ありがとうございます。励みになります。