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四日目坊主

 以前に投稿した記事『モシャス』より、夏目漱石『坊っちゃん』の模写を始めてから四日目を達成した。連日無理のないペースでを掲げては、少しずつ 少しずつ。累計にしても二時間そこらなのでまだまだ序盤、坊っちゃんが私立中学校を卒業したあたりまで。パソコンのテキストファイルへ収める。
 実績だかバッジだか、achievementで言うとしたら二番目の達成項目となるだろう。入門したばかりを称えるようなものであって形だけの経過報告である。

 もう間もなく、わたしがnoteで投稿した記事の数は500に届こうとしている。単純な掛け算で一つの記事に2時間弱がかかってしまうとして1000時間を超えるかどうか、それだけの時間をこの場所で遊ばせてもらった。大昔のゲームソフトであればプレイ時間がカンストしてしまうくらいでもある。ゴールドバッジくらいは貰えそうな実績とも言えるだろうか。

 初投稿からの一週間は、こんなわたしもクリエイターの一員であるとの意気込みでもって、それからしばらくして現在までは一種のSNS、ブログとしてnoteを利用した。
 この継続が自分の力として身についているかは未だ分からずにいる。よくよく言われるような「継続は力なり」も現状のわたしを表すならば「執念による継続なり」といった所で留めている。

 ただ、実際に力は付いてきているはずだ。単純な一時間あたりで書き出せる文字数にしたって1000字前後、毎日投稿始めたての頃に比べて倍近くも伸びてきている。そう、確か連続投稿100日を過ぎたあたりには、書けない書けないという呪縛の中を無理に絞り出して500字前後の投稿をしていたようだと振り返る。
 それが今では決められた時間までにと制限を設けても一定量をここに残せるようになった。この際の品質などは、まあ見ないでおくものとする。

 今はこのnote日記も漠然と続けられたらいいなあという気分で投稿している。自分の事を知ってもらいたい表現を試してみたい、そんな気構えでいた時期もとうに終わった。けれども、それでいて、いつもの常連さんやたまに出入りする一見さんへ、ちょっとした刺激になれるものを残せたらなとは考えている。

 おそらく、この『坊っちゃん』の模写が終わる頃には定刻20時投稿も100本目に到達することだろう。100本×1000字の単純計算では10万字。ちょうど『坊っちゃん』も約10万字の作品とあるようで、比較できるものですらないけれど、何かこう、ね。同じくらい書いたんだなあって思っていたいわけです。

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