Get Lucky

 午後6時33分。一定の時刻による連続投稿は一週間と持たないまま6日目にして途切れてしまいそうな気配がある。なにせ、わたしは自らが毎日の課題と掲げた1000文字の記事を書き上げるのに、おおよそ1時間以上をかけてしまうからだ。
  こうして実況スタイルにて文章を埋めていくのもこれといったトピックスを見つけることができずの現状にある。さて、残り800文字の間に何かを提起してそれを結論へと導けるだろうか。

 今月末までに仕上げたい案件がある。一つのサークルが主催する文学賞への投稿だ。応募要件は"精神障がい者の方とその理解者"とあって、募集テーマに沿った小説・随筆部門、詩部門のうち、随筆部門へ向けてわたしは過去の出来事をまとめている。
 これの書き出しから、ある思い出が掘り起こされた。埋もれた記憶を呼び覚ました、または無きものとする過去と向き合えた、そのいずれとも言い換えられるだろうか。わたしの中で決着できなかった日のことを作品の形で表現しようと試みている。
 締切が8月末日。なのに進捗は思わしくなく、まだこの段階でも下書きを終えてすらいない。全体の2割を越えていればいい方で、毎日の書くべきチャンスをひたすら逃し続けた。先々月から予定した進路の通りに取り組めていれば今頃はこれほど追い詰められていなかったはず、である。
 それでも頭の中は楽観的な未来を描く。今日がだめでも明日のわたしが、明日が見通せなくても明後日の、三日後の、いつの日かのわたしが。きっとうまいことやってくれるだろうと根拠もなしにほくそ笑んでいる。

 8月末日はもう一つの意味を持つ。わたしがnoteの連続更新を続けて365日を迎える日が来るのだ。最初は昨年の3月に一週間と限って、息を切らしながら始めた10件のnoteだった。が、つい2,3日前には全体で400件目となる記事の投稿と累計での40000ビューを突破した。スキの数についても合計800弱と、一記事の平均では2つないし1つのペースで受け取っている。読んでもらえる、目を通してくれるだけではなく、反応を「スキ」で贈っていただけることは、noteを体験する中での大きなやりがいである。とてもとてもありがたいことだと、間違いないと自分でうなずいている。

 午後7時33分。思い出とダフト・パンクは結びつく。唐突な曲紹介を貼り付けて今日を終えようと思う。『アラウンド・ザ・ワールド』に『ワン・モア・タイム』と続いては、この曲。


Daft Punk
『Get Lucky (Official Audio) ft. Pharrell Williams, Nile Rodgers』


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