スウェーデンで売れている本リスト
スウェーデンの書店 Akademibokhandeln 11月12日付け「オンラインで売れている本」のトップリストから、オリジナルがスウェーデン語の作品を6つ紹介いたします。
第1位
『100 svenska dialekter(スウェーデンの方言100)』
Fredrik Lindström
TVパーソナリティにしてスウェーデン語研究者の Lindström には、既に数冊のスウェーデン語に関する本があります。本書では、スウェーデン語の方言を読むだけでなく、その音声を聞くこともできます。
第2位
『24 goda gärningar(24の善行)』
Jenny Fagerlund
エマは2年前に夫を失い、いまだに人生の意味を見つけられずにいる。ある日彼女は、クリスマスイブまでに24の善行をおこなうことを思いつく。ひとりぼっちのクリスマスの孤独と、それでも前に進もうとするヒロインの物語。
第3位
『Den nya oredans tid(新しい混乱の時代)』
Carl Bildt
首相および外務大臣を経験したスウェーデンの政治家カール・ビルドの論説。
第5位
『Åtta månader(8ヶ月)』
Magnus Montelius
情報提供を受け、ジャーナリストのニーナは外務大臣の買春を告発する。そして新たに外務大臣となったヴァイスから、彼の広報官に任命される。だがヴァイスの周辺には疑わしい人物や噂が渦巻いている。やがて、ある高官が殺害され……。
第6位
『Ålevangeliet : berättelsen om världens mest gåtfulla fisk(うなぎ:世界一謎に包まれた魚)』
Patrik Svensson
すでに30カ国以上に翻訳権が売れた、うなぎについてのナラティブ・サイエンス。邦訳を待ちましょう。
第7位
『Finansministern(財務大臣)』
Anders Borg
2006~2014年にスウェーデンの財務大臣だったアンデシュ・ボリの回顧録。任命当時まだ30代であり、長髪ポニーテールにピアスという出で立ちで、「大臣というよりポルノ男優に見える」というジョークもありました。
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今回のランキング上位、翻訳書が少ないですね!
(文責:羽根由)
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