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老人と猫―ある愛の物語

 今日はスウェーデンの心温まる本をご紹介したいと思います。ニルス・ウッデンベリ著『老人と猫―ある愛の物語』です。引退した心理学教授(著者)の家に、ある日子猫が住み着きます。元教授は子猫に対して「うれしいに違いない」と決めつけたり、「これをしてほしいはずだ」などと勝手に推測せず、心理学者らしく、対等な存在として猫の気持ちを理解しようと努力します。ペットの可愛さをただ描写する本ではありませんが、読んだ後幸せな気持ちになれるすてきな本です。

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 邦訳は『老人と猫』というタイトルでエクスナレッジからでています。

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 まだ翻訳はありませんが、続編『猫とふたりぼっち』が出ているそうです。

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 私事ですが、この3月で退職することになりました。いよいよ「元数学教授」になります。家にいる時間が増えるなら、8年前から友達の、地域猫ふたりの里親になろうか、とずっと考えていました。でも、外で暮らしてきた大人の猫ですから、迎えるにはいろいろ準備がいりそうですね。

 これは子猫の頃のふたり。私は、餌は与えていないので「お母さん」ではなく友達です。肩もみと撫でることが専門。私の姿をみると駆け寄ってくれます。老生物どうしうまくやっていけるかな。

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(文責:服部久美子


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