忌まわしき乳腺炎ーなった話①ー

NOTE内で何度か触れていますが、
私は6人兄姉の末っ子に生まれました。
→エピソード0: https://note.com/norarikurashi/n/nf02b1c0122d3


そんなビッグマミーの母は、保育士でもありました。それもあってか、幼少期から我が家では
妊娠や出産、子どもに関する話題はありふれたものでした。
特に、出産の大変さについては繰り返し、かつ
コミカルに言い伝えられ、中でも乳腺炎の辛さは母の体験の中でもトップレベルだったと聞いていました。


6回も出産した人がツラいなんて...
きっとこの世の終わりレベルのものなんだろうなあ...ぜったいなりたくないなあ...!
(もはや大フリ)


娘を出産して3ヶ月を過ぎた頃、早朝5時。
暦の上では夏の終わりという、残暑厳しい季節。
その日もスヤスヤ寝息を立てて眠り続ける
我が子の横で、私は布団にくるまり異常な寒気に身体をガタガタと震わせていました。

寝ててくれてほんとにありがとう...涙

そう思うことと寒気に耐えるのに必死で、
私たちを起こすまいと、隣の部屋で忍び足で出勤準備をする夫になんの信号も出せぬまま、
布団から抜け出せる程度に動けるようになった時には時計は7時を回っていました。


真っ先に熱を測ると、体温は37.8℃。
そして恐る恐る自分の胸に手を当てて(リアル)みると、左胸の下部が熱を持ち、
チクチクとハリで刺されるような痛みが出始めていました。


チーンっ


頭から何本も傍線を垂らしながら白目をむき、
瞬間的にちびまる子ちゃんを降臨させました。

こうして、乳腺炎回避の野望はあっさり絶たれたのでしたー


つづく

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