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「ただの事務職」とは

こんにちは。toC商材・サービス系のマーケティングをしている、のらりくらりOLです。

今回はちょっととりとめのない内容かもしれません。でも、タイトルにも入れたように、私は事務職女性たちに元気出してほしいなと思って書きました。
※もちろん事務職男性もいると思うのですが、友人知人みな事務職女性のため基本的には女性想定でいます。

■「ただの事務職だから」と言う彼女たち

まず、彼女たちの自己認識について。

「ただの事務職だから給料上がらなくても仕方ない」
「ただの事務職だから大したスキルなんかない」
「ただの事務職だから正社員で転職なんて難しい」

私の友人知人には「私なんてただの事務職だから」と言う人がとても多いです。これを聞く度に違和感を覚えるわけです。
※全ての事務職の人が同様だという意味ではありません。あくまで私の友人知人範囲での話です。

そりゃあもちろん営業じゃないし、SEじゃないし、「事務職」ではあると思います。でも彼女たちがやっている仕事はただの作業マシーン、処理マシーンなだけなのか?本当にそうなのか?そんなわけないでしょう?と、そういう話を聞きながらいつも考えて(ときにそのまま伝えて)います。

■「事務職」がやっていること一例

友人知人で私が大まかに仕事内容を把握している「事務職」は、たとえばこんな感じです。

・EC企業でのカスタマーサービス。コールセンターにはtoC向けの感情労働的な部分も含めたやり取りを、商品の受注・出荷処理ではシステム的な操作を、倉庫との連携では配送の流れに応じた対応を、それぞれ行う。

・子ども向けスクール企業での申請受付処理全般。申請者に対しては必要書類・手続きの不備などの訂正と再申請依頼、申請内容によっては受けた内容を行政へ滞りなく届出、申請工数・受付処理工数改善のためのマニュアルやフローのブラッシュアップを行う。

・メーカーの営業事務。営業担当者向けの電話やメールから必要書類や商品を判断して営業担当者と連携もしくはお客様へ直接連携、展示会等のイベントでの商品デモンストレーションおよび新規顧客獲得、時期によっては新卒学生の採用のため説明会にも出席し学生との交流を図る。

こういうのって、私は「ただの事務職」ではおさまらないように感じるのですが、一般的には「ただの事務職」なんでしょうか?

■「ただの事務職」で片づけないで言語化したらもっと違ってくると思う

現職の給与査定の面談や転職の面接で「しがない事務職です」と言ってしまえば、確かに状況は変わらないかもしれません。

しかし、前項のように「ただの事務職」で片づけないできちんと仕事内容を具体的な言葉に変換していくことで、仕事に自信を持ったり自己効力感を持ったりすることは可能なんじゃないかな?と私は思っています。

まず、具体的な言葉にすると社内でのアクションもとりやすくなるのではないでしょうか?「こういった業務をああいった方法で削減しました」「これまで経験値で各自行っていた業務をマニュアル化しました」など、社内の人に明確に伝えることができれば、その仕事の価値も伝えられるし、場合によっては評価に加えてもらえるかもしれません。

また転職活動をするとしたときに、同業種で探す場合は仕事内容も似てくることが多いはずです。その際に、「どういった業務を」「どういった目的で」「どのような時間軸・手段・ツールで遂行しているか」が言えるだけでも、採用担当者に与える印象は格段に違ってきます。

経営者やマネージャー層を狙うのであればこれだけではダメですが、一般社員レイヤーであれば「この人は何ができるのか」が伝わったか否かで序盤の選考は決まるように思います。「この人は何ができるのか」が伝われば、内容によっては異業種だっていける場合もあるはずです。

■なんだか堅くなってきましたがまとめにかかります

冒頭に書いたとおり、私は事務職女性に元気出してほしいなと思っています。自分に自信がなかったり、自分の価値を過小評価していたりするような感じを、日頃彼女たちから感じているからです。

そういう方の中には「引け目を感じたままでもいいから何もしたくない」「不安や不満もあるけど何かするのは嫌」という方もいると思うので、無理にとはいいません。

でももし少しでも抜け出したいのであれば、いまの仕事を言葉にしてみることをおすすめしたいです。いきなり難しい本を読もうと奮闘したり、断崖絶壁覚悟の転職活動をしたりしてもいいのですが、そういうのってなんせ大変なので笑。まずは言葉に。

私自身とてもモヤモヤしがちで速攻自信無くすのが得意で、人のこと言えないくらい「言葉にしてみよう」と思い出すまで時間がかかってしまうことも多々ありますが、ここに戻ってこられると少し落ち着けます。

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