見出し画像

【50代の大学生日記 第10話】私の死因は肺がん?

【2024年2月1日追記】
親族が遺伝子が原因で発症する癌になり、ハイリスクな私は大学病院でゲノム検査を受けたのですが、以下の本文で出てくる検査結果と全然違うヤバい事実が判明しました。↓の遺伝子検査なんて大ウソつきやんけ~! 金返せ~ あほんだら!
皆さんも気をつけなはれや!

 私は48歳のときに網膜剥離になりました。
ドクターの説明によると、眼球の体積の多くを占める硝子体という袋にはゼリーがみっちりと詰まっているのですが、このゼリーが老化により痩せてきて硝子体が縮むときに、癒着している網膜が引っ張られることがあるそうです。普通は網膜が引っ張られたところでどうってことはないのですが、「網膜が弱い体質の人」だと破れたり穴があいたりしてしまうこともあるのだそうです。確かに私は剥離していないほうの眼も網膜が破れかけだったし、レーザーで手術中にも新たに穴があいちゃったりということがあったので、「網膜がめっちゃ弱い体質の人」のようです。
でも急にそんなこと言われても・・・・・・
そんな体質やなんて48歳まで聞いたことも考えたこともなかったわ!
そんな体質だとわかったとして、どうやって網膜を鍛えるねん!!
と叫んでしまいました。
遺伝かどうかにかかわらず、体質というものには、本人が想像もしていなかったものや、素直に受け入れられないものもありますよね。

 さて、先日ひょんなことから「遺伝子検査」というものを半値以下で受けられる機会がありまして・・・・・・(定価の妥当性がわからんけど)
遺伝子検査ってなに??  
パンフレットによると、だ液を容器に入れて送るだけで、抽出したDNAから遺伝子に基づく健康特性とリスクを500項目について分析するというものだそうで・・・・・・
めっちゃおもしろそう!!!
と、勢いで申し込んでしまいました。

 私はこのような新技術系の話を聞くと、なんでも試しにやってみたくなる体質でして・・・・・・(笑)
実は、ちょっと前にも、男性用不妊検査のため精液を採取し、専用器具を使って拡大した動画をスマホで撮影して送るとすぐに診断結果が返ってくるというキットを見つけて、
おおっスゴい! どうやって判定しているんだろう?? 
いやそれより、50代後半の私の精子ってどんなんやろう???
 
今でも子どもがほしかったら授かることができるの???
66歳で38も年下の女性と再婚し、体外受精がなかった時代に71歳でパパになった俳優 上原謙ってどれだけスゴいの???

という素朴な疑問から・・・
買ってしまいました(笑)
ありがたいことに私は3人の子宝に恵まれ、不妊とは縁がなかったのですが、若い時には50歳を超えても精子を生産できるなんて思ってもみなかったし、中学生の頃に上原謙に子どもができても、「ぜったいに別のオトコの子どもやわぁ」というオカンの言葉を疑わなかったし・・・
あっ、50代後半のおっさんが、どうやって精液を採取したかなんて想像しちゃダメですよ! 想像して気分が悪くなった方、ごめんなさい!
まあ、私は単純に自分の実力を知りたかっただけです。
結果は、WHOが定める正常下限値(これ以下だと自然妊娠できる確率が極めて低いとされる値)に対して、
精子数(濃度):下限値の3倍ぐらいあり、らくらくクリア  
運動率:下限値40%に対して27%(泣)

ということで、「私には自然妊娠させる能力がない!」という結論になりました。画像を貼るのは自粛しますが、数だけは多いのに元気に活動している精子は少ししかおらず、昼食後の私のようにどて~っと横たわったまま動かないやつがほとんど、映像的には「♪海ゆかば~水漬く屍~、山ゆかば~草生す屍~」のようなありさまでした。ほんまに老化って恐ろしい・・・・・・
このときばかりは「酒をやめよう」と思いました。一日で忘れたけど。
いやそれにしても上原謙はスゴい!

 さて、ようやく本論に入ります。遺伝子検査の結果なんですが、
いきなり目に入ったのが、「肺がん発症のリスク:5倍以上」
「80歳までに肺がんを発症する可能性:39.6%」という赤い文字で・・・。

画像1
画像2

リスクは5倍を超えると「5倍以上」としか表示されないわけで、遺伝子的にみた私の発症リスクは5倍や10倍どころではなく、えげつなく高いみたいです。(泣笑)  で、対策はどうしたらいいのかと読んでみると、
「予防対策のなかで最も確実なものは禁煙です」
いや、私タバコは吸いませんけど!! (30代までは受動喫煙しまくってたけどな・・・) 海女さんに弟子入りでもして肺を鍛えたらええんかい? 
いや、これでは「網膜をどうやって鍛えんねん!」と同じやんか。
ほかの項目もチェックすると、
痛風を発症するリスク:3.2倍
 →いや、肉もビールも魚卵も大好きやけど、なぜか痛風は発症した
  ことがなく、そういう体質なんだと思ってたんですが・・・
  ほんまでっか?
男性型脱毛:なりやすい
 →いや、ハゲ家系なのに全然ハゲないんですけど・・・
無精子症:3.41倍
 →いや、私の子どもと思われる子がわかっているだけで3人いるんやけど
眠りにつくまでの時間:長い
 →いや、すぐに爆睡できるで。鬱になっても不眠にはならない(笑)
90歳まで生きる可能性:高い
 →えっ、肺がんになっても死なへんのんかい?
  いや、どうせ早死にするだろうという前提で早期退職したのに、
  90歳まで生きたら人生設計が狂うやんか!
素直に受け入れられたのは、「老化による記憶力低下:早い」だけやん。

結論
 遺伝子検査はどうもうさんくさい(笑)
 
これからの人生で発症するリスクを評価しているのであって、これまでに
 かかった病気のことを検査しているわけではないんだろうけどね。
 (そういう目で見た文章ではなくてごめんなさい)

ということで、「私の死因は肺がん?」説は、どうも怪しげなんですが、
まじめな話、最近の報道によると、非喫煙者や女性や若者で「肺腺がん」を発症する人が増えているそうで、近年の研究でこの肺腺がんの発症にはどうも、遺伝子の異常が強く関係していることがわかってきたようです。
う~ん、肺がんに関しては遺伝子検査も全面否定はできないな・・・。
で、肺腺がんは喫煙が原因ではなくても、予防法はやっぱり「喫煙しない」が一番。二番は「早期発見のためちゃんと検診を受けましょう」だそうです。
今のご時世、私が受動喫煙することもそうそうないし、定期検診のレントゲンのほかに、以前摘出した腫瘍の再発がないか、年に1度CT撮影もやってるので、まあ今できる予防はすでにやっているということでしょうか。
まあ残りの人生、妻よりも金よりも健康を大事にしたいものです。
健康のためなら死んでもかまわん! (待てっ!)
ではまた。次回をお楽しみに。スキ・コメントも大歓迎です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?