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【50代の大学生日記 第36話】昭和オヤヂの聖地

 白内障の手術後の休養期間に、これまで行きたかったところへ出かけてきました。「岐阜レトロミュージアム」!!
岐阜県山県市にあるこのミュージアム、昭和レトロなものを展示していたり、昔なつかし「自販機グルメ」を楽しめたりと、楽しいところです。自販機コーナーでカメラを置いて「うどん」を食レポしているユーチューバーさんもいました。

自販機グルメ

 しかし、子どもの頃に何度も食べたことがある私は、自販機うどんよりも丸亀うどんのほうが好きなわけで・・・・・・ 
私がここへ来た目的は何と言ってもこれなんです!!

昭和レトロパチンコ

このミュージアムのメイン展示(?)は、昭和レトロパチンコ台。展示してあるだけではなく、実際に打つこともできます! 昭和の頃からパチンカーだったオヤヂにはたまりませんなぁ~。しかし、当時の爆裂機は現在の法律では「射幸心を煽りすぎる仕様」なので、パチンコ店に設置できません。なので、このミュージアムは「時間制の入場料を払って入るゲームセンター」として営業しています。なので、玉貸は無料だし、昭和パチンカーの腕を見せつけて玉をこんなに出しても・・・・・・

昔取った杵柄

換金はおろか景品と交換することもできません。
余談ですが、昭和の頃からパチンコをやっている人にとって、今の「射幸心を煽らないパチンコ」はコスパとタイパが悪いというか物足りないというか・・・・・・
全然打ちたいと思いませんよね。私も、運任せなうえに爆裂的な稼ぎが期待できないパチンコよりも、ある程度自分の才覚で勝負できる競艇に乗り換えてしまったので、パチンコ屋さんは長らくごぶさたです。
それにしても、このパチンコ台たち、懐かしいですよね。

西陣 パチンコ大賞

「西陣パチンコ大賞」を見て、大学時代同じ研究室だったパチ友の加藤君が
「あの台は全然Vゾーンに入らねえ。あの間抜けな顔のオヤジに騙されちゃいけねえ」とぼやいていたのを思い出しました。
久々に打ちましたが、ほんまにVゾーンに入らへん(笑)
玉貸制だったらボロ負けです。

西陣 ふんどし大将

西陣の「ふんどし大将」、これは私が就職した1990年頃登場した「新要件羽根もの機」ですね。今から思うと、このとき登場した「新要件」は、羽根もの機を「当たりにくいけど、当たったら大量出玉」が期待できるように見直されたわけで、今から思えば「射幸心を煽る」ように変更されていたのですね。さすがに日本中がバブルに踊らされていた時代です。
ただ、「当たりはなかなか引けないわ、出玉もフィーバー機に比べると物足りないわ」で、私はこの「新要件」を機に「羽根もの」から「フィーバー機」に乗り換えましたし、実際にこの頃から「羽根もの」の衰退が始まったように感じられます。

平和 サーカス

次は平和の一発台「サーカス」です。
「サーカス」といえば、このクルーンですよね! 懐かしい!!

サーカスのクルーン

「一発台」というのは、一度当たりを引くと半永久的に玉がチューリップに入り続け、店員さんから「打ち止め終了」を宣告されるまで打ち続けられるという台です。「サーカス」の場合だと、役物のピエロの頭の上から入った玉が(めったなことでは入らない)クルーンをくるくると回り、3つある穴のうち手前の穴に入れば当たりになります。穴は3つですが、当たりの穴は物理的に入りにくくなっており、実際に当たりの穴に入る確率は5分の1程度だったとされています。当たり中でも、再度当たり穴に玉が入ると当たりが終了する(いわゆるパンク)のですが、めったにクルーンに玉が入らないのでまずパンクすることはありません。しかし、前述のパチ友加藤君は、ウソのように釘が甘く、クルーンに玉が入りやすい台を見つけ、ラッキーと思って打っていたら、案の定すぐに当たりを引いたものの、たいして玉が出ていないうちから、再度クルーンに玉が入ってしまい、さらに運の悪いことに玉が当たり穴に入ってしまいパンクしてしまったと嘆いていました(笑)
ちなみに、「一発台」は「射幸心を煽りすぎる仕様」のため、前述の1990年の「新要件」で製造が禁止されてしまい、規制直前に発表された「サーカス」はマニアの間では「最後の一発台」として知られています。
 自販機うどんも食わず、レトロパチンコを打ち続け、あっという間の3時間でした。
昭和パチンコマニアの皆さん! 「岐阜レトロミュージアム」オススメですよ!! ではまた。 

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