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知的がい害ガイドヘルパーとしての大切にしていた事

おはようございます
野良猫侍です

1番楽しく、すごく勉強になった仕事でガイドヘルパーヘルパーがありました。
どうすれば伝わるのかとかハプニングの対応などすごく考えさせられました。
そこでガイドヘルパーを長年していて大切にしていた事を書きたいと思います。

1つ目は事前知識です。
知的がい害を持っている方でもてんかんや喘息など持病持ちの方も多いです。特にてんかんは対処法を間違うと生命に関わることがあり、僕も大事故に至る失敗をした事があるので、めちゃくちゃ勉強しました。後は新しい利用者さんについては事前に記録やサポートブック、社員のヘルパーの引き継ぎをしっかり聞いて派遣に入ったりしてました。

2つ目は5W1Hを大切にする
「だれが(Who)、どこで(Where)、何を(What)、いつ(When)、なぜ(Why)、どのように(How)」という略称で、お出かけをした利用者さんの大半は見通しや時間概念、空間概念を難しく、「そこ、あそこ」など抽象的が苦手な方が多いです。名前も「僕、俺、わたし、あなた」などは言わず「〇〇さん」と自分の名前や利用者さんの名前を使うようにしてました。利用者さんだではなく僕も病院の待合室でいつ呼ばれるのか見通しが分からず不安になったり、イライラした事があります。

3つ目は利用者さんに決めてもらうです

大抵の場合、行先や昼食はご家族さんや本人が前日に決める事が多いです。でも、行先で飽きたり、予定時間より早く行先を出てしまうこともあります。その時は利用者さんに2択多くて3択で決めてもらってます。「この後、どうする」というヘルパーもいましたが、決めれるのかな…と感じる事もありました。発語ができない利用者さんは事前に本人さんが好きな活動をカードにして選んでもらってます

4つ目は交渉は無理でも試みる
利用者さんの中にはトイレや水分補給を嫌がる方もいました。ソワソワしてたり、あまりにも暑いのに飲まなかったりで「トイレ行こ」と声を掛けても「嫌!」と拒否をされ、何回も言ったり、無理やり連れていくとパニックも起こるので、僕は「〇〇さん(自分)、めちゃくちゃトイレに行きたいからトイレ付いてきてくれへん」と連れション感覚で誘ってました。8割型はトイレに入ってくれました。僕が用を足してると一緒に用を足してくれました。お母さんにも喜ばれ、「行けたんですね」と安心もされました)

5つ目は利用者さんに付き添い、やりたい事は本気で一緒に楽しむ

これがガイドヘルパーの一番の楽しみであり、醍醐味です。
利用者さんの中にはカラオケに行ったり、スーパー銭湯、ユニバなどに行けるのですが、やはり利用者さんだけ楽しんでヘルパーさんは無表情というのは利用者さん的にも何で出かけたんやろと感じると思います。
僕は大阪に住んでるんですが、キッズプラザという児童館があり、いっぱい走り回れたり、おもちゃやお店屋さん体験などがあり、人気のある施設で鬼ごっこの大好きな小学生の利用者さんと2時間耐久の鬼ごっこをしたり、市バスの好きな利用者さんとずっとバスが行き交うのを見たりしてました。

最後にピンチ、ハプニングはchance!です

お出かけすると無難に終わることもあります。大抵6時間という長い派遣が多く、稀にハプニングもあります。例えば、電車が遅れたり、パニック、てんかん発作が起こったりもたまにあります。その時はヘルパーさんも始めはテンパリます。その時は絶対に事業所に連絡して指示に従ってください。テンパリますが、急なハプニングを体験すると利用者さんがどんな時にパニックなどが起こるのがこうしたら落ち着くかを凄く学ぶ機会でもあります。僕は何が起こるのかわからないので時間に余裕を持たせ、休憩はマメにとってます。慣れれば、冷静に対処出来るし、本当にハプニングは宝だと思いました。

ガイドヘルパーの仕事は大変とは言われますが、利用者さんと過ごす時間はあっという間ですし、ヘトヘトにはなりますが、清々しいです。

また長くなりましたが、ありがとうごさいました



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