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リアルバンジー

数年前までロッククライミングやハードめの登山にハマっていたのだけど。

今思えば、あれは、リアルバンジーを飛ぶための予行演習をしていたのかと思う。

のぼれなかったルートをのぼれたとき

あんなにも遠く高くに見えたピークに立ったとき

なんだか強くなれたような気がしてた。

リアルな生活に戻ると、その体験はあまり役に立たなかったけど、何かしらそこでガス抜きしてたのだと思うし、なんの役にもたたなそうなことを一生懸命やってる人たちや、そんな時の自分が好きだった。

でも、ある頃から、ロッククライミングにも山登りにも、飽きてしまった。

それは、リアルの世界でチャレンジすることのほうが、よっぽどスリリングで、深いところから湧き上がる喜びを連れてくる気がしてしまったからなのかな。

おかげで、今の私の人生は、当初の予定よりずいぶんと違ってしまってきたけど。

予感のとおりに深い喜びへつながる道を歩いてる気がしてる。

リアルバンジーを飛び続ける先に見えるものを見てみたい。

そんな思いだけで生きている。

それでも飛び続けることに疲れて休みたいときもある。

今は少し長い休みが続いてる。

YouTubeがオススメしてくれる曲は、わりとリアルな自分からのメッセージを伝えてくれることがある。

最近のオススメはこの曲。

エスケープすることも時に必要だけど。

少し休んだら、ちゃんと自分のストーリーを、ちゃんと主人公として生きてね。

そんなメッセージを受け取った気がした。

誰だって、自分の物語の主人公だから。

終わらないおとぎ話を生きよう。

2時間だけのバカンス

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