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初めての瞑想合宿参加体験談。(1日目)


【※全文無料で読めます。】


四ヶ月前にその存在を知り、密かにずっと参加したいと思っていたヴィパッサナー瞑想合宿。申込後、キャンセル待ちからの参加が確定した。(←しかも前日!)
ばたばたと準備を終え、遥々飛行機に乗り、電車やバスを乗り継いで京都の山奥で、2023年5月、約12日間の修行をしてきました。

帰って来てからの結論。

直前にかなり無理言って長期休みを貰ってまで行って良かった…!という心境です。


今回参加しなければ体験し得ないこと・肚落ちしなかったであろうことが幾つもあり、そしてそれは普段自宅や職場で坐っていては到底得られない類のものでした。
本当に、得難い経験及び、より善く平静に生きる技を授かった、という有難い気持ちでいっぱいです。

ただ、良いことばかりではなく、個人的に合宿の最後まで悩まされた症状(現象?)があったこともあり、手放しでは"みんな行くといいよー!"とは薦められないのですが……それでも合宿から帰ってしばらく経った今、改めて振り返っても"このタイミングだったんだな"ということ、そして"肉体的にも精神的も相当な苦行だったけれど、経験出来て本当に良かった。"としみじみ実感しています。それほど、今回の出来事はわたしにとってはパワフルな体験でした。

※今回の記述は、合宿に参加してから約一ヶ月経過してから書いているため、記憶が朧げなところが多々ありますので、あしからず…。


それでは、どうぞ。



・1日目(到着/オリエンテーション)


行きの飛行機が遅延したため、移動時間が後ろに倒れまくり、到着時刻は17時半過ぎになっていた。
オリエンテーション前に、急いで受付を済ませる。

京都駅から電車に揺られ、JR園部駅へ。
自然豊かな風景が広がる。
そこから30分程バスに揺られ、桧山駅へ向かう。
桧山駅へ着いたら、そこから電話をしてセンターの管理人さんに迎えに来ていただく。
登録用紙に記載をし、番号の書かれた袋に貴重品(携帯電話など)を入れ、スタッフへ預ける。
コース中の規律や注意点などの書かれたパンフレットを渡される。(※基本的に本などを持ってくるのは禁止なのだが、例外的にこちらのみ部屋に持ち込み可。)



大急ぎで受付を終えると、食堂にて他の生徒の方々が集まり、合宿前のオリエンテーションが始まった。
注意事項など読み上げ、質疑応答ののち、軽い夕食。(byきのこ蕎麦)
隣の席の方と話していると、二日前にキャンセルが出て席が確保出来たとのこと。驚いていると、そのまた隣の席の方は何とわたしと同じ前日参加決定組で、しかも、お互いの席確保時間が逆だったら確実にわたしはこの合宿に来られなかったということも判明し、"奇跡的なタイミング…!"と唸ったのでした…!
そして否応なく高まる、わたしのヴィパッサナー瞑想合宿への期待…!!
(この時はまだ聖なる沈黙の前だったのでお喋り可。)


オリエンテーション後、布団カバーを借りたのち(持ってくるつもりが忘れてしまったのだ)
割り振られた部屋へ荷物を運んだ。わラッキーなことに(?)わたしは広い一人部屋でした。他の方々は大体が二人以上での宿泊だったようなので、お陰様で部屋では人目を気にせず過ごすことが出来ました。(と言いつつ、実を言うと、合宿中不安に襲われ、誰かと話したい…!と弱気になったりもしたのですが……)



その後鐘が鳴り、無言で瞑想ホールへ。
いよいよ、ここからがゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想の開始です…!
いそいそと指定された自分の席へ。(瞑想用座布団の前にそれぞれの名前が置いてある)
男女の瞑想指導者の先生が壇上に坐り、ホールの明かりがフッと暗くなったら、ゴエンカ氏の詠唱がテープから流れ出します。


そこから約一時間、目を閉じて音声に従い、瞑想という流れでした。
自宅では、最長一時間ちょっと動かずに坐っていられるようになっていたので、頑張って何とか坐り終え、少しの脚の痛みを寧ろ心地よく感じつつ、これからの12日間の瞑想合宿に胸が高鳴っていました。
翌日以降、様々な症状に悩まされることになるとも知らずに……。

休憩を挟むと、再度ホールへ集まり、今度はゴエンカ氏の第一日目の講話に耳を傾けます。
聴き取りやすい男性の淡々とした声(日本語)がホール中に響き渡ります。
そして、講話後は小休憩→30分の瞑想後、解散し、各々部屋へ。

消灯は9時半(滅茶苦茶早い…!)なので、いつもならバリバリ起きて自宅でゴロついてる時間なのですが、手早く風呂や歯磨きなどを済ませ、早々と布団に潜り込みました。
指導者の先生たちの話し声や、ゴエンカ氏の詠唱が響き渡る中、一人暗闇で横になり、いつもとは違う状況に興奮しつつ、移動疲れから意外とすぐに眠りに落ちたのでした……。


#ヴィパッサナー瞑想 #瞑想合宿 #体験談

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