ゼロウェイストな手作り納豆①
材料1つ、世界一簡単な自家製納豆
毎日毎食食べても飽きない、それくらい納豆が好き。
一人暮らしをしていた頃、朝食を食べる時間が無い時はとりあえず納豆だけ食べて会社に行ったりした。
夜も帰ってきたら蕎麦を茹で、納豆ぶっかけて食べる。
そんな日も多かった。
たとえ冷蔵庫がスカスカでも納豆さえあれば安心、そんな感じ。
が、海外では納豆は高級品。
ここドイツでも冷凍の3パック入りで3.5ユーロ~5ユーロ程する。
(1ユーロ136円の今、500円~680円くらい!)
それもカチコチに冷凍された状態のものなので、日本に帰国してフレッシュ納豆(この呼び名正しいのか、、?)を久しぶりに食べると、その美味しさに毎回感動する。
あぁ、美味しい納豆を思う存分食べたい!
切なる思いで、2年前から納豆を自分で作るようになった。 幾つかの方法を試した後、最終的に材料1つで作る納豆が一番手軽、 しかも絶対に失敗しないのでもうずっとこの方法で作り続けている。
今まで10人以上に作り方を教え(この作り方を伝えると、最初は皆半信半疑なんだけど)全員一度で難なく成功している。
成功率100%。 そのくらい簡単で誰にでもできる方法、是非試してみて欲しい。
手作り納豆のメリット6つ
1.プラゴミが減らせる
納豆が入っているあの薄い発泡スチロールのようなプラスチックの容器。
使わないことも多い付属のたれやからし。
上にかかっているシート。
納豆1パックから出るプラゴミは意外と多い。
それらのごみ全てがゼロになる。
あぁ、ゴミを出してしまったという罪悪感から解放されるのはすこぶる気持ちが良い。
2.自分の好きな豆を選べる
北海道産有機大豆でも、幻の赤豆でも、黒大豆でも。
好きな豆でちょっと珍しい納豆に挑戦できる。
考えただけでワクワクする。
3.とにかく美味しい
やっぱこれに限る。
フレッシュな納豆の味、一度食べると市販の納豆にはもう戻れない。
4.コスパ抜群
買うとお高いプレミアム納豆も、とってもリーズナブルに自宅で作れる(しかも大量にできる。)
5.環境に優しい
国産大豆や地元の農家さんの作る大豆を買うことで、輸送による二酸化炭素排出量を減らせる。
6.納豆菌が愛しくなる
納豆作り=納豆菌を育てるということ。
作れば作るほど、納豆菌への愛もどんどん増す。
納豆作りの主役、納豆菌
1.納豆菌と納豆の関係
納豆菌は枯草菌(こそうきん)という細菌の一種。
土の中や植物、空気中など自然界のどこにでもいる菌。
納豆作りは、蒸した大豆にこの納豆菌をつけて育てる(増殖させる)という行為。
2.暑さにも寒さにも強い納豆菌
この納豆菌。嬉しいことにめちゃくちゃ強い。
-100度でも、100度でも死なずに生き続ける。
(だから冷凍して売られてるんだなと納得)
3.あなたの家にもきっといる納豆菌
それだけ強い納豆菌だから、あなたの家にも、あなたの手にも、きっとそこら中に納豆菌はいる。
うちでは2週に1度のペースで納豆を作っているけど、もちろん我が家は納豆臭くないし、手の平からもあの独特の匂いはしない。
それは、納豆菌がいるにはいるけれど、元気に活動できる環境じゃないから。
納豆作りは、納豆菌が元気に活動でき、どんどん仲間を増やせるように、彼らが好む環境を整えてあげる作業をすることになる。
心地良い環境にいると、リラックスして本来の力を思う存分発揮できるのは菌も人も一緒。
そう考えると本当に気軽にできる。
ここまでで、だいぶ長くなってしまったので、
実際の作り方は次回。