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劇団野らぼうのクリエイション

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演出/前田斜めの覚書など、これまでの創作活動を経て大切に思っていることや創作方法についての考察など、劇団野らぼうの創作に関するあれこれをまとめています。
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2024年6月の記事一覧

創作覚書_移動

移動について。 人は歩いたり走ったりする。自動車に乗ったり自転車に乗ったり。 移動は僕にと…

劇場と人形
3か月前
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創作覚書_場所性

演劇(舞台芸術)は、映画や音楽と違って複製不可能なもの(コピーして楽しめないもの)であるから…

劇場と人形
3か月前
1

創作覚書_集団

作品の内容を作るのと同じくらい、その集団(座組)をうまく構成させるというのが、表現として重…

劇場と人形
3か月前
3

創作覚書_演出-Ⅲ

演出家の仕事が舞台上を”観ること”で、その上で"そこにいられる方法を考える"だとしたら、そ…

劇場と人形
3か月前
5

創作覚書 演出-Ⅱ

演出家の最大の仕事が”観るためにそこにいる”だったとして(まあ当たり前のことなんだけれど…

劇場と人形
3か月前
1

創作覚書 演出-Ⅰ

”演出”という言葉にあまりしっくりきていない。 そもそも具体的に何をもって演出というのか…

劇場と人形
3か月前
2

創作覚書 オブジェクト

物との関わりについて考える。 物は、thingsとかmaterialとかfigure、もしくはobject。 ここではobject。主体と客体の客体。 なにしろそれについて考えることが、いま最も大切なことだと思っていて、私の表現はたぶんそこに帰結していく。この先ゆっくりと。 このことについて専門的に扱っているのがオブジェクトシアター(人形劇界のひとつの潮流)であって、しかし普通の演劇をやる場合においても物との関係を考えたほうがいいと思っている。このことは私の演出にも深く影響し

創作覚書 レジスタンス_抵抗

テントがテントたる所以に、抵抗の態度が含まれているのはおそらく本当のことだと思う。 ”な…

劇場と人形
4か月前
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