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どん底から立ち直った力〜メンタル編〜

「乗り越えられない試練は来ない」ってよく聞きますよね?

他の記事でも書いたように
僕は数千万円のお金を失い、
大量の被害者を出し、
自らも多くの負債を負って
支払いもままならなくなりました。

正直、命を絶つことも考えました。

でも、そこで踏みとどまれたから
こうして、記事を書いていたりします

思い返してみると、
知らず知らずに色々な経験から
踏みとどまるだけの耐性がついていたんじゃないかと
考えたことを書いてみます。

1。メンタル面

サラリーマンだった頃
厳しいけど仲の良かった上司との
関係が、いつの間にか崩れていき

気づくと毎日夜9〜10時ごろに
なると始まる説教。
仕事中も、僕の仕事に対して
解のない質問や、指摘の応酬の日々
そして終電ギリギリor乗れない日々

それが半年くらいは続いていたような気がします
そんなある日、僕は勝手に週休三日制度を取り入れました

この状態の時、
幸いなことに、僕は
「心療内科に行こう」という選択肢を
とることに抵抗がありませんでした。

そんなことより
「身内ではない人で
客観的に話を聞いてくれる人に話したい」
という思いの方が強かったです。

当時の先生曰く、この時の診断は
「適応不全」という症状だったと
言っていたような気がします
「うつ状態の一歩手前」ということでした。

こうして、「毎週水曜日に病院にいく」
という名目の有給を使い始めました。
有給をとることもできず
どんどん状態が悪くなる方が多いので。
この時の僕、勇気あったなぁ
ってホント褒めてやりたいです。

この頃の僕は
「思考」の力が極端に落ちていました。
仕事は開発初号機の設計が多かったので
「思考」の力はとても大事です。
この力が落ちていると
ほんと、その辺のモブと同じです。

このころ、残業時間も多めで
とはいえ、睡眠時間を削るほどのことも
なかったのですが

精神的に追い詰められると
眠るということに罪悪感を感じていました。
「寝てる場合じゃないだろ!もっと仕事しろ」
という強迫観念が常に襲ってきていて、
家に帰っても何をするというわけではないのですが
新聞を読んでいたり、本を読んでいたり・・・
力尽きて気絶する=眠る
という状態でした。

「このままの状態がいつまで続くのかな・・・」
という思いが頭をよぎり始め、ますます睡眠不足、ますます効率低下
ますます自己嫌悪という負のスパイラル。

定期的に会社に行かないので
病院通いが上司にもわかり「けっ!薬漬けかよ」と
嫌がらせがエスカレート

「転職するか」と転職活動もスタート。

転職エージェントに登録し
何社か面接を受けて
内定も取得。あんまり気乗りする会社でも
なかったけど、「ま、いっか」くらいの会社。

で、今度は意を決して上司と退職交渉。
なぜか全然辞めさせてくれません・・・
時には8時間に及ぶ説得・・
めちゃめちゃ疲れました。

延べ15時間くらい話した末に
やっと、部署長との面談。
ここもクリアして、
やっと終わりかヤレヤレ。と思っていたら

仲の良い他部署の上司からお呼びがかかり
さらに、その上の上司、・・・
3人くらい続いてこちらも根負け。
「1ヶ月の有給+事業部異動」
の条件で辞めるのを止め。会社には止まりました。

この時の僕、ほんとに頑張ったなって
褒めてやりたい。

精神的にも疲れ果てた状態で、
転職活動、退職交渉を
くぐり抜けたのですから。

この後、1ヶ月の有休消化中の最後に
父が急逝し、
さらに1週間ほど休みが延びました。

「もう少し休んでいけ」
という父の言葉だったのかな
と、会話はできませんでしたが
親の愛というものを感じました。

最後はほっこり終わらせましたが(笑)

毎日毎日、終わりのない説教地獄
思えばあれがあったから
今、生きているのかもしれない。
そう思うと、今は感謝できる存在です。

あの後、昇格はしていったけど
どんどん周りから嫌われていた上司
今どうしてるのかな?

あの時のあなたのおかげで
今、生きています。
ありがとうございました。

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