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【世界のコロナ事情】死亡者数と強毒化した変異株の関係

前回【世界のコロナ事情】強毒化した変異は感染爆発した場所で起こる?を検証するからの続きです。

死亡者数と強毒化した変異株の関係

次のグラフは上記と同じ国々の死亡数比較です。こちらは死亡者数の実数で比較したいため、人口調整を行なっていないもので検証したいと思います。

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インド、ブラジル、南ア、UKの死亡者数は、強毒化した変異株が出現していない日本と比べ、断然多いということが言えます。上記のグラフが少しごちゃごちゃしているため、下記に、該当国のみ抜き出したグラフで、各国の死者数の最高値に赤線を入れたものを掲載します。

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これは先ほどのスペイン風邪の研究が指摘したウイルスの特徴”死亡率が高まると強毒化する”とも一致します。ただし・・・

これらの変異は本当に強毒化したものなのか?

という疑問は残ります。それはこの説を採用した場合、第一に、アメリカのデータの動きがおかしいからです。

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アメリカは、南ア、UKの最高値よりも遥かに高い位置での最高値が3回もあるからです。3回目の”高波”は現在進行中ですが、すでに2回は大量の死亡者を出してしまっているわけです。なぜアメリカで強毒株が生まれないのか?もしくは見逃されているのか?もしくは、この説が間違っているのか・・・。

第2に、デルタ株は本当に強毒化した変異なのか?ということにも疑問を感じています。デルタ株については、いろいろ疑問に思うことがありますので、別立てで検討していきたいと思います。




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