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新学期

小学校高学年になる息子が自己紹介で一言も話せなかったらしい。

息子には幼児期より吃音がある。

前日に原稿用紙に下書きをする宿題が出たので、原稿を読むならなんとか出来るかなと、事前に担任の先生への配慮のお願いはせずに行かせてしまったことを後悔した。

原稿には吃音のことを入れてみたらどう?と助言した。始めにカミングアウトしておくことで、真似されたり、からかわれたりする事が防げるかなと思ったから。息子もそれならと、ことばの教室で頂いた資料を参考に、時々スムーズに言葉が出てこないことがあるけと、緊張したり、わざとふざけてやっているわけではないのて、真似したりしないで欲しいと書いていた。

だけど、結果的に自分が伝えたいことが全く伝えられなかったので、初めて同じクラスになった子は、どうして?と困惑したに違いない。

吃音が出るのが嫌で話したくない、どう思われるかが怖くて頭がフリーズしてしまったのか。失敗を極端に嫌がる気質も影響しているのかもしれない。

今回のクラス替えでは初めて同じクラスになる人か多いから嫌だなぁと言っていたのをもっと受け止めてあげればよかった。

どこまで学校の事に親が関わればいいか、口を出せばいいか、塩梅が難しい。

救いなのは、それでもいつも通り今朝も学校へ行った。

帰ってきたらどう声を掛けてあげようかな。


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