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会話が苦手な人と話すときに気を付けていること

最近、久しぶりにカウンセリングの仕事をしました。

さまざまな人生を歩まれている人と話せるこの仕事はとても面白いなとテンションが上がりました。

カウンセリングの振り返りを同僚とお話したときに

「今回の方々はコミュニケーションコストが高い方が多い印象でした」

と言っていました。

コミュニケーションコスト??

あまり聞きなれない言葉にびっくりして返事ができませんでした。

帰ってから家で調べたら

相手との意思疎通や情報伝達で掛かる(無駄な)時間や労力を指すビジネス用語
言葉の手帳

と記載があり、ビジネス用語にこのような言葉があることを初めて知りました。

心理の仕事にビジネス用語を使うことが相応しいかどうかは置いといて、やはり
カウンセリングを行っている中で会話が苦手な方は一定数いると思います。

そこをどうにかするのが僕らの仕事ではないかと思う一方で、でも確かに会話が苦手な人と話続けるのは難しいよなという気持ちがあり、自分なりにそういう方と話す時に気をつけていることを整理したいと思います。

①無理に会話し続けない

個室で1対1でいると、間を持たせたくてついつい喋り続けてしまうことがあります。

特に無言な状態が続いていると

カウンセリングの時間もあるし、向こうはお金も払っているしなど

自分の中で焦りが生まれてしまいます。

カウンセリングの時間は設定している以上どうしようもないとは思いますが、

自分はその間の時間をどう使うかは相手に任せるようにしようと考えています。

相手に安心・安全を確保するためにも、こちら側の焦りをぶつけないようにと心で反復しています。

②相手の話したいことを予測して聞いてみる

相手が話さないなら、あんまり話したくないのかな?と思って、自分も黙っているのは、カウンセリングを受けに来られている以上避ける必要があります。

ただ、会話を続けれるのも難しいので、私はYES or NOで答えれる質問を多用することがあります。

カウンセリングではオープンクエスチョンが好まれる傾向にありますが、特に会話が苦手な方はこちらから気持ちを予測して聞いてみることを心がけています。

例えば

初めてこういう場だと緊張しますよね

とか

何話していいかわからないですよね

とか

場面にもよりますが、相手が考えていることを予測して聞いています。

そうすることでYes or Noの返答が返ってくるので、そこからまた会話が続くことが多いです。

③相手の話したことをある程度まとめる

ある程度会話が続くと、時間の経過もありどんな会話をしていたがわからなくなることがあります。

こうなるとお互いに終わりが見えなくなり、気まずい雰囲気が流れることがよくありました。

そのため、よく使っていたのが「まとめ」

あなたが今日話していたことはーーーーということですね

とまとめることで、会話の終わりも見えてくるし、相手も話を聞いてもらえたことが理解できるし、話の主旨を戻すこともできました。


これらを気を付けていても相手を不快にさせることは多々あるとは思いますが、同僚が話していた「コミュニケーションコスト」というのは軽くなるのではないかなと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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