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ドイツにある暖炉の数

昨日は最後に、暖炉用の薪を大量に備蓄している家のことを書いた。

そこで、あれ?ドイツでは暖炉はどのくらいの数あるのだろう?と思ったので調べてみた。今年は燃料費高騰と不安感からか、薪があちこちで品薄になっている。例年ならふんだんにある時期だ。暖炉のある家がそれなりの数でないと、こんな状況にはならないはずだ。

2018年のデータでは、薪と炭で部屋を暖めることができる暖炉(KaminofenとKachelofen)はドイツに1120万台あったそう。今年はもっと増えているのかもしれない。ちなみにKaminofenは日本人がまず最初に想像する暖炉、Kachelofenは火を見る窓のない暖炉で外側はレンガやタイル、漆喰などで作られている。

一方で住居の数は4310万件(2021年)だから、暖炉の数は4分の1以上とかなり多い。ただ、Kachelofenは部屋ごとに設置されていることが多いから、暖炉のある住居の数となるともっと少なくなるだろう。

おそらく、ここ10年ぐらいは暖炉はあっても使っていなかった家も多いに違いない。しかし、暖炉自体があるならば、この状況で薪を買っておこうと考えるのは自然だ。

ただ素敵だからと暖炉を設置したり、古いKachelofenを放置していたりしていただけの人もいて、必ずしも意識して危機対策をしていたわけではないだろう。でも、結果的に代替手段があるのならラッキーだ。


この記事は別ブログに書いたものを移行したものです。

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