暖房の種類もいろいろある
前に洗濯機と冷蔵庫の話を書いたのですが、暖房についても同じようなことが言えます。
先に結論を書いてしまうと、私自身は「なるべく電気を使うのを避けるべき」「電気以外の方法があればそちらを使うとよい」という考えています。
下の記事で書きましたが、エネルギーの変換には効率がよいものと悪いものがあります。電気に変換するのは効率が悪いという話でした。
変換しにくさの順番は下の通りでしたね。熱は一番下です。
電気・光・原子核
化学
機械
熱
つまり、他のエネルギーから熱へは変換しやすいということになります。
例えば、太陽光発電で暖房を使う場合、
光 → 電気 → 熱
という変換をします。再生エネルギーなので環境にさほど悪影響を与えているわけではありませんが、電気に変換するところでエネルギーをけっこう失っています。
しかし、太陽熱温水器(Solarthermie)のように、電気を通さず熱を作る方法もあります。それなら、
光 → 熱
となるので、失うエネルギーは少なくなります。ドイツだと太陽熱温水器は温水を作るだけのものと、さらに暖房用に熱を使うものがあります。地熱を使った暖房も、熱を変換せずに得ていますね。
今問題になっている、ガスを燃やすというのも電気を通さない方法です。温水式暖房に流れる温水を暖めるには、ほかにも、灯油や木質ペレットを燃やす方法などもあります。
ドイツでしたら、Fernwärmeといって発電所などから出た排熱をそのまま供給するシステムもあります。住んでいるところにパイプが通っていないとダメですが、これも暖房方法の選択肢のひとつです。
全てを紹介しきれませんが、そんな風にガスか電気かという2択ではなく、ほかにも方法があるということ、熱を得るのに電気を通すのは無駄になることを知っておいていただけたらと思います。
今ある暖房で節約する方法はこちらに書いています。
この記事は別ブログに書いたものを移行したものです。
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