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足助のおばさん 田舎暮らし 244

台湾の鉄道事故が大変なようです。被害に遭われた皆様に、日本からお見舞い申し上げます。
「台湾」という国が、いや「国」と呼んでいいのかどうかさえ複雑な問題がありますが、昔、足助の宣教師館に台湾からのお客様がいらっしゃったことがあります。ミス・ダビデソンと同郷のスェーデンの女性で、お年頃も同年配でした。察するに、母国スェーデンで同時期に極東地域へのミッションを受けた同僚という間柄でしょう。一月ほども滞在されました。宣教師館にはその後、いろいろな滞在客を迎えるのですが、最初のお客様でした。
ミス・ダビデソンが日本語が堪能だったように、お客様は中国語に不自由はなかったようです。台湾語と言った方がいいのかな? 日本の漢字もかなり読めるようでした。
その彼女に、当時まだ営業していたスーパー「いとや」でお会いしました。その時「I'm going to the English class next Thursday.」みたいなことを言った時に「Oh, are you ?」と言われて、ははーん、英語での相槌だなと察するのに要した時間は数秒以下だったと思います。すぐに「See you then !」と言ってお別れしました。
私が初めて海外に出かけたのは48歳の時でしたが、滞在初日のやり取りからさほど困らなかったのはこのような経験を足助にいながらにして積むことができたからでした。
先日放送された「噂の保護者会」で、地方に住む若者の教育格差について語られていました。地方に住む若者には充分な滑走路がない、もしくは滑走路の存在さえ知られていないという指摘は正鵠を射ていると思いました。
ただ、「教育の機会均等」が「大学進学」だけを指標に諮られることには大いに異存があります。(2021年4月3日 記)

(元ブログ 台湾から来たお客様: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

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