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足助のおばさん 田舎暮らし 129

結婚して28年になります。何気なく考えて「あれ、今年の曜日の並びが、結婚した年と同じだ」と気がつきました。
28年前、今ではもうほとんど無いと思いますが、自宅に美容師さんに来てもらって嫁入りの化粧と着付けをしてもらいました。その後、はるばる北海道から駆けつけてくれた親類の皆さんと農協のバスで、足助の結婚式場へ向かったのです。(そこは今は斎場です)。
自宅で嫁支度をするというのは、当時でも相当珍しかったですが、地元出身でない私の両親は、夫の両親の言うがままに私の名前を染め抜いた風呂敷など支度して、最大限に整えてくれました。
その際、美容師さんが「結婚式の1週間くらい前に理容店で襟足を剃ってもらっておくように」と言われました。結婚式は平日の金曜でしたから、出席してくださった皆さんよくご都合をつけていただいたと感謝いたしますが、おじいさん(夫の父)がどこぞの神社で占った結果この日が吉日と出たそうです。
ところで、私は結婚式をはさんだ2ヶ月間、小学校で産休代替の講師をしていました。学年末の2ヶ月間と言うのは、成績表をつけなくてはいけなかったり、学級費の決算をしたり、翌年のクラス替えをしたりと極めて多忙な上、塾の仕事も並行して続けていましたので、それはもうどうやってしのいだのか今もって我ながら不思議なくらいです。ですので、理容院へ行く日が月曜しかとれず(火曜日は定休)、近所にあった理髪店に赴いたところ休業でしたので、近くの理容院を3軒ほど回ったんですがどこも休業でした。その年から理容院の第3月曜定休が始まったんですね。結局母の素人手でうなじを剃ってもらって結婚式に臨んだんですが、美容師さんにはばれていたようです。今ならブライダルエステとか言うんでしょうね。
で、うるう年なのも一緒だなと思ってわかりました。28年ですから7と4の公倍数で、うるう年と曜日がそっくり1周したんです。
おじいさんの占いが成功したのか、今日も二人でなかよく赤旗の配達に来ています。(2012年2月19日 記)

(元ブログ 28年: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)


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